ジョアンナ・ロウセル

ジョアンナ・ロウセル MBE（Joanna Rowsell MBE、1988年12月5日 - ）は、イングランド・グレーター・ロンドン、サットン出身の女子自転車競技選手です。トラックレースを主体としながら、ロードレースにも出場する兼用選手として知られています。

輝かしい経歴

2008年、ロウセルはトラックレース世界選手権において、ウェンディ・フーヴナゲル、レベッカ・ロメロとのトリオで団体追抜に出場し、見事優勝を果たしました。この勝利は同種目における初代優勝メンバーとして、彼女の名前を歴史に刻みました。同年、ヨーロッパ自転車競技選手権大会（欧州選手権）の団体追抜・U23部門でも優勝を飾っています。さらに、UCIトラックワールドカップ2008-2009では、マンチェスター大会で団体追抜優勝、メルボルン大会では個人追抜と団体追抜の両方で優勝という輝かしい成績を残しました。

2009年もロウセルの勢いは止まりません。UCIトラックワールドカップ2008-2009のコペンハーゲン大会で団体追抜優勝、トラックレース世界選手権でもウェンディ・フーヴナゲル、エリザベス・アーミステッドと共に団体追抜優勝を果たしました。

2010年のトラックレース世界選手権では、団体追抜で2位となりました。

2011年、UCIトラックワールドカップ2010-2011のマンチェスター大会で団体追抜優勝、欧州選手権ではダニエル・キング、ローラ・トロットと共に団体追抜優勝を飾りました。

2012年はロウセルにとって、まさに飛躍の年となりました。UCIトラックワールドカップ2011-2012のロンドン大会で団体追抜優勝を果たし、トラックレース世界選手権の団体追抜では、ローラ・トロット、ダニエル・キングと共に予選で3分16秒850、決勝で3分15秒720という、いずれも世界新記録を樹立して優勝に大きく貢献しました。

そして、ロンドンオリンピック・団体追抜においても、ローラ・トロット、ダニエル・キングと共に、予選で3分15秒669、1回戦で3分14秒682、決勝で3分14秒051と、全てのラウンドで世界新記録を樹立し、見事金メダルを獲得しました。この歴史的な勝利は、ロウセルのキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。

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