ジョアン・アウヴェス・デ・アシス・シウヴァ

ジョー（Jô）について

ジョーことジョアン・アウヴェス・デ・アシス・シウヴァ（João Alves de Assis Silva）は、1987年3月20日にブラジル・サンパウロで生まれた元プロサッカー選手です。サッカー選手としてフォワードのポジションを担い、ブラジル代表としても活躍しました。彼のキャリアは多岐にわたり、特に2017年のブラジルリーグでの得点王と、2018年のJリーグでの得点王としての成果が際立っています。

クラブ経歴

ジョーは16歳でコリンチャンスでプロキャリアが始まり、18歳でロシアに渡りCSKAモスクワに在籍しました。ロシアでは77試合に出場し44ゴールを記録。この活躍が評価され、2008年にはマンチェスター・シティに約38億円という当時の移籍金で獲得されましたが、イギリスではあまり結果を出せず、エヴァートンに期限付き移籍。その後、ガラタサライにレンタルされ、再びマンチェスター・シティに戻るも、問題行動が目立つようになりました。

2011年にはブラジルに帰国し、インテルナシオナルに所属。ここで私生活における困難に直面し、その後アトレチコ・ミネイロに移籍。チームの一員としてコパ・リベルタドーレスで得点王に輝くなど、順調な時期もありましたが、飲酒の影響で再び困難な状況に突入しました。

その後、UAEのアル・シャバーブや中国の江蘇蘇寧と渡り歩く一方、2017年に古巣であるコリンチャンスに復帰し、ここで再起を果たします。このシーズンに18得点を上げ、再び公式戦61試合で25ゴールと素晴らしい成績を収めました。

2018年にはJリーグの名古屋グランパスに完全移籍。日本でのキャリアでも非常に高い実力を示し、最終的にはJ1リーグ得点王に輝く結果を残しました。ところが、名古屋での契約不履行問題に直面し、2020年にはコリンチャンスに戻るも、確執が生じました。

2022年に退団しその後、短期間の契約でセアラーSCへ移籍しましたが、2023年にはアル・ジャバラインFCに加入します。しかし、すぐに退団した後に現役引退を発表。しかし、その後現役復帰を撤回しブラジル2部で再びプレーすることを決意しました。

代表経歴

ジョーは2007年のトルコとの親善試合でブラジル代表としてデビューしました。特に2008年の北京オリンピックでは3位決定戦で2得点を挙げ、チームのメダル獲得に大きく貢献しました。また、2013年のFIFAコンフェデレーションズカップに追加招集され、日本戦で代表初ゴールを決めました。

人物

食に関しては日本食を特に好み、滞在中には日本の文化が彼にとって新しいものであったと語っています。特に寿司が大好物だと言います。また、セキュリティや衛生面については高く評価しており、選手としての活躍とは裏腹に文化の違いに戸惑いも感じていたようです。

彼のサッカーキャリアは華々しいものである一方で、私生活ではさまざまな挑戦がありましたが、それでもめげずにサッカー界での足跡を残し続けています。

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