ジョセ・バクスター

ジョゼ・バクスター（Jose Baxter, 1992年2月7日 - ）は、イングランド出身の元サッカー選手です。ポジションはフォワード（FW）とミッドフィールダー（MF）をこなしました。

バクスターは、エヴァートンFCにおいてクラブ最年少出場記録を保持していますが、そのキャリアは期待されたほどには開花しませんでした。若くして才能を認められながらも、その後の薬物使用による資格停止処分など、ピッチ外での問題も重なり、有望株の転落例として語られることもあります。

経歴

6歳でエヴァートンFCに入団し、アカデミー時代から将来を嘱望されていました。ウェイン・ルーニー以上の逸材との評価も受けるほどでした。2008-09シーズンには、ブラックバーン・ローヴァーズ戦でプレミアリーグデビューを果たし、16歳と191日での出場はクラブの最年少記録となりました。

しかし、その後はミケル・アルテタやマルアン・フェライニといった強力なライバルの存在もあり、ポジションを確保することができませんでした。2011-12シーズン終了後、エヴァートンを退団することになります。

2012年には、フットボールリーグ1（3部相当）のオールダム・アスレティックへ移籍。移籍初年度に13ゴールを挙げる活躍を見せました。翌2013-14シーズン開幕直後には、同じくリーグ1のシェフィールド・ユナイテッドへ移籍し、主力選手としてプレーしました。

しかし、2015年5月に薬物使用が発覚し、5か月の出場停止処分を受けます。さらに、2016年2月のテストでも再びコカイン使用の形跡が見られたため、2年間の資格停止処分が下されました。

2017年1月、1年契約でエヴァートンに復帰しますが、トップチームでの出場機会を得ることはできませんでした。

2018年5月には、オールダム・アスレティックに再び加入。

2019年7月、プリマス・アーガイルFCに加入。

2020年2月、USLチャンピオンシップのメンフィス901FCに加入。

2021年8月8日、29歳という若さで現役引退を発表しました。

タイトル

U-16 イングランド代表
ヴィクトリー・シールド
優勝: 2006年, 2007年
モンテギュー・トーナメント
優勝: 2008年

もう一度検索