ジョニー・グリーン

ジョニー・グリーンのキャリア

ジョニー・グリーン（Johnny Green）は、1933年12月8日にオハイオ州デイトンに生まれ、2023年11月16日にニューヨークのハンティントンで亡くなった、アメリカのプロバスケットボール選手です。彼は「Jumpin' Johnny」として知られ、特にNBAでの活躍が際立っています。

彼の経歴は、ミシガン州立大学でのプレーから始まります。1959年のNBAドラフトでニューヨーク・ニックスから1巡目の5位指名を受け、晴れてプロの舞台に立つことになりました。ニックスでは長いキャリアを送り、特に1960-61シーズンには平均10.2得点、10.7リバウンドを記録し、彼の初めてのオールスター出場を果たしました。このシーズンに達成したダブルダブルは、グリーンにとっての新たな始まりでした。

その後4シーズン連続でダブルダブルを維持し、1962-63シーズンにはキャリアハイの18.1得点と12.1リバウンドを記録します。しかし、ニックスはこの期間にプレーオフに進出できず、1965-66シーズンに彼はボルティモア・ブレッツへトレードされました。このトレード以降、彼はブレッツ、サンディエゴ・ロケッツ、フィラデルフィア・76ersと所属チームを渡り歩くことになります。

新たなチームではかつてのような役割は果たせず、個人成績は低迷してしまいますが、ブレッツと76ersではプレーオフ出場を体験し、76ersでは名選手ウィルト・チェンバレンとも一緒にプレーしました。1970年シーズンにはシンシナティ・ロイヤルズに移籍。すでに36歳の彼でしたが、このチームで個人としての復活を遂げました。

移籍初年度、グリーンは平均15.6得点、10.8リバウンドを記録し、翌シーズンにはオールスターに復帰。また、1970年と1971年にはフィールドゴール成功率でリーグ1位に輝くなど、熟練したテクニックを駆使して存在感を示します。ロイヤルズで3シーズンを過ごし、彼のプロとしてのキャリアを終えるのはカンザスシティ＝オマハ・キングスでした。

ジョニー・グリーンのNBA通算成績は、14シーズンで1,057試合に出場し、12,281得点と9,083リバウンドを記録し、平均は11.6得点、8.6リバウンドに達しました。彼は1962年、1963年、1965年、1971年の4回にわたりオールスターに選出され、特に1970年と1971年にはフィールドゴール成功率でリーグの首位に立つなど、素晴らしい業績を残しました。

2023年11月に彼が逝去した際、NBAファンや選手たちはその偉大な業績と影響力を惜しむ声が寄せられました。ジョニー・グリーンはただの選手ではなく、バスケットボール界での永遠のレガシーを築いた人物として記憶され続けることでしょう。

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