ジョニー・フリン (バスケットボール)

ジョニー・ウィリアム・フリン（Jonny William Flynn、1989年2月6日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ナイアガラフォールズ出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションはポイントガードでした。

プロ入り前

シラキュース大学で2年間プレーした後、2009年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しました。

NBAでのキャリア

2009年、NBAドラフトでミネソタ・ティンバーウルブズから1巡目全体6位で指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。

2009年10月28日のニュージャージー・ネッツ戦でNBAデビュー。18得点、4リバウンド、2アシスト、2スティールを記録し、チームを勝利に導きました。12月14日のユタ・ジャズ戦では、決勝点となるレイアップを含む28得点を挙げ、チームを110-108の辛勝に導きました。2010年1月18日のフィラデルフィア・76ers戦では、キャリアハイとなる29得点を記録し、チームは延長戦の末に勝利しました。

ルーキーシーズンは81試合全てに先発出場し、平均13.5得点、4.4アシスト、1.0スティールを記録。オールルーキーセカンドチームに選出されるなど、将来を嘱望される活躍を見せました。

しかし、2010-11シーズン開幕前に股関節の手術を受けた影響で、出場時間が大幅に減少。2年目のシーズンは53試合（内8試合先発）に出場し、平均5.3得点、3.4アシスト、0.6スティールという成績に終わりました。2011年3月2日のデトロイト・ピストンズ戦では、キャリアハイとなる14アシストを記録しています。

その後、2011年のNBAドラフト当日に、ヒューストン・ロケッツへトレードで移籍。2012年にはポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍しましたが、デトロイト・ピストンズとの契約後、解雇されました。

NBA以降のキャリア

2012年11月には、NBL（オーストラリア）のメルボルン・タイガースと契約。数日後のアデレード・36ers戦でNBLデビューを果たし、12得点、8リバウンド、7アシストを記録しました。

2013-14シーズン開幕前には、インディアナ・ペイサーズとロサンゼルス・クリッパーズの一員としてサマーリーグに参加しましたが、NBAに復帰することは叶いませんでした。

2013年9月にはCBA（中国）の四川金強ブルーホエールズに加入しましたが、怪我のため1ヶ月でチームを離脱。2014年8月には、イタリアのオルランディーナ・バスケットと契約しましたが、2試合に出場後、再び負傷のためチームを離れることとなりました。

NBAでの輝かしいデビューから一転、怪我に苦しみ、短い期間でプロ選手としてのキャリアを終えることとなりました。

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