ジョン・アンドレオリ

ジョン・フランシス・アンドレオリ：球歴とWBCイタリア代表での活躍

ジョン・フランシス・アンドレオリ（John Francis Andreoli、1990年6月9日 - ）は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウースター出身のプロ野球選手（外野手）。右投右打で、現在はフリーエージェント。

MLBへの道のり

2011年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから17巡目（全体519位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタート。カブス傘下のマイナーリーグで着実にステップアップし、AA級、AAA級と順調に昇格を重ねました。2016年にはカブスのスプリングトレーニングに招待選手として参加するも、メジャー昇格は実現しませんでした。2017年までカブス傘下でプレーし、AAA級アイオワ・カブスでは119試合に出場、打率.244、14本塁打、26盗塁を記録しました。

2018年、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、AAA級タコマ・レイニアーズを経て、5月23日にメジャー初昇格を果たします。同日のアスレチックス戦でメジャーデビューし、初安打も記録しました。その後、マリナーズ、オリオールズと渡り歩き、MLBでの出場機会を得ます。

2019年以降は、レンジャーズ、ジャイアンツ、ツインズ、そして再びマリナーズ、レッドソックスと、多くの球団を経験。2021年にはパドレスで3年ぶりのメジャー出場を果たしましたが、その後FAとなりました。2022年にはフィリーズ傘下からツインズへ移籍し、AAA級でプレーしましたが、メジャー昇格はなりませんでした。

WBCイタリア代表としての輝き

アンドレオリはイタリア系アメリカ人であり、2017年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）ではイタリア代表として出場。第1ラウンドのプールDでは3本塁打を放つ活躍を見せました。また、2019年ヨーロッパ野球選手権大会、2020年東京オリンピックの野球競技・アフリカ・ヨーロッパ予選にもイタリア代表として選出されるなど、国際舞台でもその実力を発揮しています。

家族もスポーツ一家

アンドレオリの親族には、プロ野球選手のダニエル・バード、ルーク・バード兄弟が従兄弟にいます。また、父親はアメリカンフットボール選手で、NFLのニューイングランド・ペイトリオッツでプレーした経験を持つなど、スポーツ一家で育ちました。

プレースタイル

外野手として、俊足と強肩が持ち味。マイナーリーグでは盗塁を量産するなど、アグレッシブなプレースタイルが特徴です。また、WBCで見せたように、長打力も兼ね備えています。

今後の活躍に期待

MLBでの実績に加え、WBCイタリア代表としての活躍など、国際舞台でも存在感を示したアンドレオリ。今後のさらなる活躍が期待されます。


年度別打撃成績は省略（詳細情報参照）
背番号：57（2018年 - 同年途中）、64（2018年途中 - シーズン終了）、22（2021年）
* 代表歴：2017 WBCイタリア代表、2019年ヨーロッパ野球選手権大会、2020年東京オリンピック予選

もう一度検索