ジョン・バトラー (アルバム)

ジョン・バトラー・トリオのデビューアルバム

『ジョン・バトラー』は、オーストラリアのミュージシャン、ジョン・バトラーがリーダーを務めるトリオが1998年12月に発表した初のフルアルバムです。オーストラリア国内外で評価されるこの作品は、ジョン・バトラー・トリオがインディーズでリリースしていた他の音源から移行した形で、多くのリスナーに親しまれることとなりました。本作は、多くのファンに支持され、バンドの名を一躍有名にしました。

アルバムはフリーマントルのスタジオ・カウチにて、ジョージ・ニコラウディスとショーン・オキャラハンによってエンジニアリングが行われ、彼らによるミキシングが施されています。マスタリング作業は、ショーン・オキャラハンとリチャード・マホニーの手により、同スタジオやトッド・ホールで実施されました。これにより、アルバム全体の音質が高められ、聴き応えのある作品に仕上がっています。

全トラックの作詞・作曲を手掛けたのはジョン・バトラー自らであり、特に「Colours」のコーラス部分にはスライ＆ザ・ファミリー・ストーンからの影響が見受けられます。このアルバムは、バンドの初期メンバーであるジェイソン・マガン（ドラムス）とギャヴィン・シュースミス（ベース）とのコラボレーションにより、1998年の12月に録音されました。リリースはノース・フリーマントルのモジョ・バーから行われ、多くの人々に届けられました。

収録曲とクレジット

本アルバムのトラックリストには特記のない限り、すべての曲がジョン・バトラーによって作詞、作曲されています。

パーソネル

• - ジョン・バトラー：リゾネーター・ギター（ドブロ）、11弦ギター、ボーカル
• - ギャヴィン・シュースミス：ベースギター、ダブル・ベース
• - ジェイソン・マガン：パーカッション

クレジット

• - 編曲・アートワーク・プロデュース：ジョン・バトラー
• - アートワーク（デザイン・レイアウト）：ピーター・ニコル
• - エンジニア・ミキサー：ジョージ・ニコラウディス、ショーン・オキャラハン
• - マスタリング：リチャード・マホニー、ショーン・オキャラハン
• - 写真（ディスク）：トニー・ガジェウスキ
• - アートワークに用いられた写真：ダニー・コー

このアルバムは、ジョン・バトラーの独自のスタイルとオリジナリティが光る内容となっており、聴く者に深い印象を与えるものです。その後のキャリアを通じて、彼は様々な音楽的挑戦を続け、オーストラリアを代表するアーティストとしての地位を確立しました。

本作は、リスナーにジョン・バトラーの才能を伝える重要な一歩であり、彼の音楽の旅の始まりを告げる象徴的なアルバムとなっています。

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