ジョン・マクシェリー (審判員)

ジョン・パトリック・マクシェリー（John Patrick McSherry、1944年9月11日 - 1996年4月1日）は、アメリカのメジャーリーグベースボール（MLB）で活躍した審判員です。

審判員としての経歴

1971年にMLBの審判員としてのキャリアをスタートさせ、数々の重要な試合で審判を務めました。1977年と1987年のワールドシリーズ、1975年、1982年、1991年のMLBオールスターゲームなど、大舞台での豊富な経験を持っています。彼の正確な判断と公平な姿勢は、多くの選手やファンから信頼されていました。

突然の死

1996年4月1日、シンシナティ・レッズ対モントリオール・エクスポズの開幕戦（リバーフロント・スタジアム）で、マクシェリーは球審を務めていました。しかし、1回表にレッズの先発投手ピート・シュレックが7球を投げたところで、彼は体調不良を訴え、ダグアウトに戻ろうとした際に意識を失って倒れました。直ちに心肺蘇生が試みられ、救急車で病院へ搬送されましたが、残念ながら心不全のため死去しました。享年51歳という若さでした。

この悲劇的な出来事を受けて、一塁塁審のスティーブ・リプリーと二塁塁審のジェリー・クロフォードは協議の結果、その日の試合をノーゲームとすることを決定しました。翌日の4月2日に改めて試合が行われました。

ジョン・マクシェリーの功績

ジョン・マクシェリーは、MLBの審判員として長年にわたり、その職務に真摯に取り組みました。彼の突然の死は、野球界全体に大きな悲しみをもたらしましたが、彼の功績と記憶は、今も多くの人々の心に残っています。審判員としての彼の正確な判断、公平な態度、そして何よりも野球への情熱は、後進の審判員たちにとって模範となっています。

外部リンク

* BaseballLibrary.com - career highlights

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