ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ

ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ：鉄壁DF、ナポリを33年ぶりの優勝に導いた男

ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ（Giovanni Di Lorenzo）は、1993年8月4日生まれ、イタリア・トスカーナ州出身のサッカー選手です。現在はセリエAの強豪、SSCナポリに所属し、イタリア代表としても活躍するディフェンダー（DF）です。その安定した守備力とリーダーシップで、クラブと代表の両方で重要な役割を果たしています。

クラブキャリア

ディ・ロレンツォは2017年夏にエンポリFCに加入。セリエBで36試合に出場し、7アシストを記録。チームのセリエA昇格に大きく貢献しました。翌2018-19シーズンも右サイドバックのポジションを確保しましたが、チームは1年でセリエBへ降格。

2019年7月7日、ディ・ロレンツォはインテルナツィオナーレ・ミラノとの争奪戦の末、SSCナポリへ移籍。移籍金は800万ユーロでした。ナポリでは右サイドバックとして定位置を確保し、安定したパフォーマンスを披露。2022-23シーズンにはキャプテンとしてチームを牽引し、33年ぶりとなるセリエA優勝の偉業を達成しました。

代表キャリア

ディ・ロレンツォは、イタリア代表の世代別チームに選出されてきました。2019年10月4日には、ついにA代表へ初招集。以降、着実に代表での出場機会を増やし、イタリア代表に欠かせない選手へと成長を遂げました。

UEFA EURO 2020（欧州選手権）では、イタリア代表の一員として優勝を経験。強豪ひしめく欧州の舞台で、その実力を証明しました。2023年11月20日現在、国際Aマッチ32試合に出場し、3得点を記録しています。

プレースタイルと人物

ディ・ロレンツォは、右サイドバックを主戦場とするDFです。高い守備力に加え、正確なパスと攻撃参加も魅力。安定したパフォーマンスでチームに貢献します。また、リーダーシップにも優れており、ナポリではキャプテンとしてチームをまとめ上げています。

キャリア初期にはFWとしてプレーしており、アルゼンチンの名ストライカー、ガブリエル・バティストゥータにちなんで「バティゴル」と呼ばれていたというエピソードも持っています。

主な獲得タイトル

クラブ
エンポリ
セリエB：2017-18
ナポリ
コッパ・イタリア：2019-20
セリエA：2022-23

代表
イタリア代表
* UEFA欧州選手権：2020

ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォは、その鉄壁の守備とリーダーシップで、SSCナポリとイタリア代表を支える重要な選手です。今後の活躍にも期待が高まります。

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