ジルベルト・ゴドイフィリョ
ジルベルト・ゴドイフィリョ：ブラジルバレー界の伝説
ジルベルト・ゴドイフィリョ（Gilberto Amaury de Godoy Filho）は、1976年12月23日にブラジルで生まれた男子バレーボール選手であり、愛称として「ジバ」として知られています。彼はロンドリーナ出身で、ウイングスパイカーとして活躍しました。ジバは、ブラジル代表として数々の国際大会で華々しい成績を残し、バレーボール界に名を刻む選手となりました。
来歴
ジュニア時代からその才能が評価され、1993年には世界ユース選手権で優勝し、続く1994年には世界ジュニア選手権で準優勝しました。このとき、彼はMVPの称号も手にしました。1995年、18歳でブラジル代表に選ばれ、ワールドカップに出場。その後、ブラジルでのキャリアを経て、2001年にはイタリアリーグへと移ります。
イタリアでは、セリエAのクーネオで2003年からプレーし、彼は2006年にコッパ・イタリアで優勝し、MVPにも選ばれました。その後、2007年からはロシアのイスクラ・オジンツォボに移籍し、2009年にはピニェイロス・サンパウロへと転籍しました。ジバは2000年代のブラジルバレーの黄金時代において中心選手として活躍し、ナショナルチームで308試合に出場しました。
特に2004年のアテネオリンピックでは、金メダルを獲得し、最優秀選手としての栄冠も手にしました。さらに2006年の世界選手権やワールドリーグ、2007年のワールドカップでも最優秀選手賞を受賞し、バレーボール界における彼の影響力を高めました。2008年の北京オリンピックではキャプテンとしてチームを牽引しましたが、決勝戦ではアメリカに敗れ、銀メダルに終わりました。
その後も、ジバは再びキャプテンとしてチームの中心として活動し、2009年のワールドグランドチャンピオンズカップで優勝。2010年には世界選手権でチームが3連覇を達成しましたが、彼はケガを抱えながらもチームを鼓舞する精神的支柱として活躍しました。2012年のロンドンオリンピックでも銀メダルを獲得し、2018年にはバレーボール殿堂入りを果たしました。
人物・エピソード
ジバは、幼少期に数ヶ月間の闘病を経験したこともあります。また、ブラジル代表のセッター、リカルド・ガルシアとは幼なじみであり、13歳のころからの親友です。2006年には、世界選手権の前にヨーロッパで調整を行い、その際にチームメイトに内緒で優勝のお祝いとしてシャンパンを購入したエピソードが残っています。
ジバは、2003年にルーマニア出身のバレーボール選手、クリスティーナ・ピルヴと結婚しました。2004年のアテネオリンピックの際には、長女が誕生しています。愛妻家としても知られ、バレーボールの試合中でも指輪を外すことはなく、家庭を大切にする姿勢が伺えます。
球歴
オリンピック
- - 2004年（金メダル）
- - 2008年（銀メダル）
- - 2012年（銀メダル）
世界選手権
ワールドカップ
ワールドグランドチャンピオンズカップ
ワールドリーグ
所属クラブ
- - Chapecò São Caetano（1996-1997）
- - Olympicus São Caetano（1997-1998）
- - Repot Nipomed（1998-1999）
- - ミナス・ベロオリゾンテ（1999-2001）
- - 4トッリ・フェラーラ・バレー（2001-2003）
- - ピエモンテ・バレー（2003-2007）
- - イスクラ・オジンツォボ（2007-2009）
- - ピニェイロス・サンパウロ（2009-2011）
- - Cimed Florianópolis（2011-2012）
- - Ciudad de Bolívar（2012-2013）
- - FUNVIC Pindam（2013）
- - Al-Nasr SC（2013-2014）
ジルベルト・ゴドイフィリョは、バレーボールの歴史に名を刻む選手であり、彼の功績は今後も多くの人々に語り継がれることでしょう。
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