ジロヴニツァ

ジロヴニツァ市について

ジロヴニツァは、スロベニアの北西部に位置する基礎自治体です。サヴァ川の左岸に広がり、北にはスロベニアとオーストリアの国境をなすカラワンクス山脈がそびえ立っています。その最高峰であるシュトル山は、この地域を象徴する存在です。

地理と歴史

伝統的な地方区分ではゴレンスカ地方に属し、統計上の地方区画では上カルニオラ地方に含まれます。市庁はブレズニツァという集落に置かれています。ジロヴニツァは、1998年にイェセニツェ市から独立して設立されました。この地は1849年にブレズニツァという名称で単独の市となりましたが、第二次世界大戦後、自治体の枠組みが何度か再編され、1962年からはイェセニツェ市に統合されていました。

祝日

ジロヴニツァでは、12月3日と6月29日が市の祝日と定められています。12月3日は、この地出身の著名な詩人フランツェ・プレシェーレンの誕生日を記念する日です。6月29日は、第二次世界大戦中にナチスドイツ占領下で起こった悲劇を追悼する日です。ドイツ軍による橋の破壊に対する報復として、28人のスロベニア人捕虜が射殺された事件を忘れないための日となっています。

集落

ジロヴニツァ市は、市庁が置かれているブレズニツァを含め、以下の10の集落で構成されています。

ブレグ (Breg)
ドスロヴチェ (Doslovče)
モステ (Moste)
ロディネ (Rodine)
セロ・プリ・ジロヴニツィ (Selo pri Žirovnici)
スモクチ (Smokuč)
ヴルバ (Vrba)
ザブレズニツァ (Zabreznica)
ジロヴニツァ (Žirovnica)

これらの集落は、それぞれ独自の歴史と文化を持ち、ジロヴニツァ市の多様性を形作っています。

文化と観光

ジロヴニツァは、美しい自然景観と歴史的な背景から、観光地としても注目されています。特に、フランツェ・プレシェーレンの生誕地であるヴルバは、多くの観光客が訪れます。また、近隣の山々ではハイキングや登山を楽しむことができます。

アクセス

ジロヴニツァへのアクセスは、リュブリャナからのバスや電車が利用できます。最寄りの空港はリュブリャナ空港です。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ジロヴニツァに関するカテゴリがあります。
ジロヴニツァ市
Žirovnica.com

ジロヴニツァは、その歴史、文化、そして自然の美しさで訪れる人々を魅了し続ける、スロベニアの魅力的な地域です。

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