スイッチ (テレビ朝日のテレビドラマ)

ドラマ『スイッチ』の概要

『スイッチ』は、2020年6月21日に放送されたテレビドラマで、監督をつとめたのは映画『君の膵臓をたべたい』で知られる月川翔。主演には、実力派俳優の阿部サダヲを起用し、脚本は坂元裕二が手掛けるオリジナル作品です。このドラマは、元恋人同士である男性検察官と女性弁護士が、同じ事件を巡ることから再び対峙する姿を描いたリーガル・ラブサスペンスです。

あらすじの概要

物語は、7年間の交際を経て別れたものの、奇妙な関係でつながり続ける主人公たちから始まります。検察官の駒月直（こまづき なお）と弁護士の蔦谷円（つたや まどか）は、学生時代からの腐れ縁を続けています。彼らはしばしばお互いをからかいあいながら、別の恋人たちを紹介し合うなど、一見フランクな関係に見えますが、背後には複雑な感情が渦巻いています。

そんな中、直が担当する「みなとみらい連続突き飛ばし事件」で、思わぬ死者が出てしまいます。この出来事がきっかけとなり、円は刑事事件を担当しないという自らのルールを破り、事件の被疑者を弁護することになります。彼らは、恋愛における未練と法的な対立の狭間で揺れ動きながら、それぞれの視点から事件の真相を追求していきます。

主な登場人物

• - 駒月直（阿部サダヲ）

横浜地検みなとみらい支部に所属する検察官。出世には無縁で、過去の事件が影を落としている。円とは深い絆を持ちながらも、互いに素直になれない関係。

• - 蔦谷円（松たか子）

横浜ゴールド法律事務所の女性弁護士。直とは学生時代からの関係で、鳩が大の苦手。ある事情から刑事事件を担当しない決意をしているが、事件に巻き込まれる。

• - 鈴木貴司（眞島秀和）

円の現恋人で、広告代理店に勤務している誠実な性格。プロポーズのため観覧車を選ぶというロマンチストな一面を持つ。

• - 佐藤亜希（中村アン）

直の恋人で料理研究家。美しさと女子力に自信があり、結婚を匂わせる提案を直に持ちかける。

• - 星野七美（石橋静河）

事件の被害者遺族であり、本作の重要なキャラクター。彼女の存在が物語の中でどのように絡んでくるのか、注目が集まります。

制作背景

『スイッチ』は、脚本・監督ともに高い評価を受けているスタッフによって創り上げられました。作品は、現代の恋愛や人間関係を映し出しながら、法的な問題を絡めたサスペンス要素を取り入れ、多くの視聴者に新たな視点を提供しています。ギャラクシー賞や東京ドラマアウォードでの受賞歴もあり、高い評価を得ているのが特徴です。

結論

このドラマは、単なる恋愛劇にとどまらず、人間関係の複雑さや法の公正さを問いかける内容となっています。視聴者は、登場人物たちの感情と事件の進展を通じて、深い感動と緊張感を味わうことができるでしょう。ぜひ一度ご覧になって、その魅力を体感してください。

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