スコシアバンク・アリーナ

スコシアバンク・アリーナ

スコシアバンク・アリーナ（英: Scotiabank Arena）は、カナダのトロントに位置する屋内競技場であり、さまざまなスポーツイベントや音楽コンサートなどが行われる多目的施設です。アリーナの名前は、2018年7月からスコシアバンクと20年契約を結んだことによって改名され、以前はエア・カナダ・センター（Air Canada Centre）として知られていました。

概要

このアリーナは1999年2月19日に開場し、NHLのトロント・メープルリーフス、NBAのトロント・ラプターズ、そしてNLLのトロント・ロックのホームアリーナとして利用されています。スコシアバンク・アリーナは、カナダ国内の屋内競技場の中で最大規模を誇ります。開場当初、エア・カナダが命名権を持っており、その名残りが今も色濃く残っています。

歴史

アリーナの元となる建物は1941年に完成したトロント郵便集配ビルです。当初、この施設は戦時中に国防省に提供されていましたが、戦後の1946年にカナダ郵便公社に返還されました。建物のデザインはアールデコスタイルであり、東側と南側にはその時代の特徴的なファサードが残っています。さらに、現在この建物はオンタリオ州の歴史的建物として特別に保護されています。

1990年代には、既に老朽化していたメープルリーフ・ガーデンズに代わる新しいアリーナ構築が求められ、1997年3月から改装工事が始まりました。この改装により、ホッケーとバスケットボールの両方に適した設計が施され、大規模な改修が行われました。そして1999年、スコシアバンク・アリーナとしての初めてのイベントを迎えることになりました。

2008年には、アリーナの西側にあるメープルリーフ・スクエアと接続するための改築が行われました。このメープルリーフ・スクエアは、メイプルリーフ・スポーツ＆エンターテインメント（MLSE）、キャディラック・フェアビュー、及びランテラ・デベロップメンツ社の共同で開発されたもので、ホテルやショッピングモール、住宅棟などが含まれています。この複合施設は2010年に完成し、地域の新たなランドマークとしての役割を果たしています。

まとめ

スコシアバンク・アリーナは、カナダのトロントにおける重要なスポーツとエンターテインメントの中心地です。多くの人々が訪れ、多彩なイベントが開催されることで、トロントを活気づける役割を担っています。今後も、さまざまな歴史的瞬間がここで創られることでしょう。公式ウェブサイトでは、イベント情報やチケット情報が随時更新されています。

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