スズキ歴史館は、
静岡県浜松市にあるスズキ株式会社の
企業博物館です。スズキ本社の南東に位置し、本社正門のすぐそばにあります。
入館について
入館は無料ですが、事前にインターネットまたは電話での予約が必要です。予約は入場の6ヶ月前から可能で、電話、ファックス、公式サイトのいずれかで行えます。入館時には受付で予約IDを提示することで入場できます。
館内には、スズキの歴史を彩る様々な展示物が所狭しと並んでいます。展示を案内してくれるのは、館内キャラクターの「スズキ坊や」です。11歳の男の子という設定で、館内の様々な場所に登場します。このキャラクターは、かつて使用されていた「CCI坊や」へのオマージュとしてデザインされました。
展示内容
館内は3つのフロアで構成されています。
1階
現行の四輪車、二輪車、船外機が展示されています。スズキの最新技術を間近に見ることができます。
2階
四輪車の開発・生産に関するコーナーや、スズキの海外生産拠点を紹介するコーナーがあります。また、浜松市の産業や航空自衛隊浜松基地についても紹介しており、地域との関わりについても知ることができます。
3階
スズキの創業者である鈴木道雄氏の紹介や、スズライトやカタナなどの歴史的な車両が展示されています。スズキの歴史を深く知ることができるフロアです。
展示物の中には、非常に貴重なものも含まれています。例えば、SX4の走行実験車や、キザシの量産最終決定仕様(北米仕様)で開発者たちのサインが入った個体、
ドイツ向けビターラの特別仕様車「
エルトン・ジョンモデル」、
スターリング・モスが実際にラリーで使用したフロンテ、2代目スイフトのCMキャラクターを務めた稲本潤一選手のサインが入った
サッカーボールなどが展示されています。
アクセス
鉄道
東海道本線高塚駅から徒歩約12分。
路線バス
遠鉄バス12浜名線「スズキ入口」停留所から徒歩約6分。
(
東海道新幹線・JR東海道線
浜松駅から12馬郡車庫行バスで約25分)
車
25台分の専用駐車場があります(来館予約時に予約が必要です)。
東名高速道路浜松インターチェンジから約30分。
まとめ
スズキ歴史館は、スズキの歴史と技術を深く理解できる貴重な施設です。スズキのファンはもちろん、
自動車やバイクに興味がある人なら誰でも楽しめるでしょう。予約が必要ですが、入場は無料ですので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
外部リンク
スズキ歴史館公式サイト