スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール

スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール＝ルイ・フォンテノー

スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール＝ルイ・フォンテノー、一般にラ・ボージョワールとして知られるこのスタジアムは、フランスのナントに位置しています。FCナントをホームチームとし、1984年5月8日に開場しました。その初試合は、FCナントとルーマニア代表との親善試合で行われました。スタジアムの名称は、1969年から1986年までFCナントの会長を務めたルイ・フォンテノーに由来しています。以前、FCナントはスタッド・マルセル・ソーパンをホームとしていました。

開場当初は最大収容人数が52,923人という大規模なものでしたが、1998年のFIFAワールドカップに向けた改修工事により、立見席が廃止され全席が座席になりました。その結果、現在の最大収容人数は38,285人となっています。このスタジアムはサッカーの試合だけでなく、ラグビーの試合や音楽コンサートなど、さまざまなイベントに対応しています。

ラ・ボージョワールは、国際大会のための会場としても非常に重要な場所です。1984年にはUEFA欧州選手権が開催され、グループリーグの2試合がここで行われました。また、1998年のFIFAワールドカップでは注目の試合が数多く行われ、日本対クロアチアの試合を含むグループリーグの5試合と、準々決勝となるブラジル対デンマーク戦の合計6試合が実施されました。さらに、2024年のパリオリンピックではサッカーの会場として利用される予定です。

ラグビー界でも同スタジアムは重要な役割を果たしています。2007年のラグビーワールドカップではプール戦が3試合行われ、2023年のワールドカップでも4試合が実施される予定です。特に2023年10月8日には、日本代表とアルゼンチン代表の対戦が行われる予定となっています。

ラ・ボージョワールは、サッカーやラグビーといったスポーツイベントに加え、音楽イベントなど多目的に使用される場所であり、真のエンターテインメントの場となっています。そのため、地域社会にも大きな影響を与えている重要なスタジアムです。

最大の入場者数は、1984年6月16日に行われたフランス代表対ベルギー代表戦で記録され、51,359人がスタジアムに集まりました。それ以降も様々なイベントがここで開催されており、地元ファンや訪れる人々にとって忘れがたい思い出を作り続けています。

公式ウエブサイトでは、最新のイベント情報や試合日程が確認できるため、訪れる予定の方は事前にチェックすることが推奨されます。スタジアムはその魅力と歴史を備え、多くの人々に愛され続ける場所となっています。

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