スタディオン・ヴォイスカ・ポルスキエゴ

スタディオン・ヴォイスカ・ポルスキエゴ

スタディオン・ヴォイスカ・ポルスキエゴ（Stadion Wojska Polskiego）は、ポーランドの首都ワルシャワに位置するサッカー専用スタジアムであり、レギア・ワルシャワのホームスタジアムとして知られています。このスタジアムは、歴史的な背景を持つ施設であり、1930年にその扉を開きました。

歴史と初の試合

スタジアムの建設が完了したのは1930年のことで、最初の試合が行われたのは同年8月9日でした。この試合ではレギア・ワルシャワがCFエウロパ・バルセロナと対戦し、当時のポーランドの指導者ユゼフ・ピウスツキも観戦に訪れていました。その後、8月24日には最初のリーグ戦が行われ、Czarni Lwówが相手になりました。1933年にはポーランド軍スタジアム（スタディオン・ヴォイスカ・ポルスキエゴ）という名前が付けられ、以降この名称で親しまれています。

スタジアムの改修

スタジアムは長年にわたって使用されてきたものの、老朽化が進み、さらなる改修が必要となりました。新しいスタジアムの建設は2008年11月17日に始まりました。改修中でも試合を行い、収容人数は5,976人に限られていました。2010年6月にはメイン三つのスタンドが完成し、収容能力は27,000人以上に増加しました。新スタジアムの初試合は2010年8月7日にアーセナルFCとの対戦で行われ、アーセナルが6-5のスコアで勝利を収めました。その後も改修が進み、2011年5月11日には全ての工事が完了し、5月21日には初めて全スタンドが使用された試合がヴィスワ・クラクフ戦で行われました。

名称変更と記念碑の設置

2011年7月にはペプシコがスタジアムの命名権を取得し、3年間「ペプシ・アリーナ」として知られることとなりました。2012年6月6日には、ポーランドサッカー界の偉大な選手カジミエシュ・デイナの銅像がスタジアム内に設置され、レギア・ワルシャワでの彼の功績を称えています。カカはレギア・ワルシャワで390試合141得点を記録しており、ポーランド代表としても活躍していました。

代表的な試合

新スタジアムの改修後の代表的な試合としては、2013年6月2日に行われたシロンスク・ヴロツワフ戦が挙げられます。この試合ではスタジアムの最多観客記録となる30,787人が来場し、熱気に満ちた雰囲気が醸し出されました。

歴史と伝統を持つスタディオン・ヴォイスカ・ポルスキエゴは、ポーランドサッカーの重要な舞台として、今後も多くのファンに愛され続けることでしょう。

もう一度検索