『
スターフォックス アサルト』(Star Fox: Assault)は、ナムコが開発し、
任天堂により発売された、ゲームキューブ向けの3D
シューティングゲームです。この作品は
スターフォックスシリーズの第4作目にあたります。
概要
本作では、伝統的な3D奥スクロールシューティングに加えて、安全な距離から敵と戦う「オールレンジシューティング」や、プレイヤーが生身のキャラクターを操作し、戦闘機「アーウィン」や
戦車「ランドマスター」に乗り換えるサードパーソンシューティング要素が導入されています。これにより特に対戦モードが充実し、より多彩なプレイが楽しめるようになっています。最初は「プロジェクト・エイセス」として発表されましたが、後にそれが事実でないことが判明。
プロデューサーは小林毅氏、
ディレクターには中西俊之氏と吉田豊氏が名を連ねています。
キャラクターデザインは、小牧英智氏が担当し、シリーズファンにはお馴染みのスターウルフも、彼の手によって新たにデザインされています。ゲーム内の音楽はフルオーケストラで構成され、過去シリーズのテーマ曲もオーケストラアレンジで使用されています。本作は前作『
スターフォックスアドベンチャー』から1年後の物語です。また、CMソングは
布袋寅泰の『IDENTITY』が採用されています。
ストーリー
舞台は、惑星サウリアの事件から1年が経過したコーネリアです。これまでの
スターフォックスチームはメンバーが入れ替わり、新たにクリスタルが加入しています。彼女は、サウリアの事件を機に仲間として迎えられ、巧妙なテレパシーを駆使し、フォックスに恋心を寄せる設定です。建立された反乱軍により、コーネリア軍との戦闘が繰り広げられます。
登場キャラクター
登場キャラクターの声優は、全員
青二プロダクションに所属しており、シリーズの常連たちが新たな役柄を持っています。主人公のフォックスの声優は、
里内信夫から野島健児に変更され、キャラクターの個性を新たに表現されています。
さらに、ライバルチームのスターウルフも登場し、
ウルフ・オドネルがリーダーとしてフォックスと対峙します。
敵およびアパロイド
アパロイドという謎の生命体が物語の主要な敵として立ちはだかります。彼らは機械に似た昆虫の姿を持ち、拠点であるアパロイド母星から無数に出現していきます。
ゲームシステム
本作のステージデザインは、これまでのシリーズとは異なり直線的な構造となっており、ルート分岐は存在しません。各ステージは厳選された設計が施され、次々と待ち受ける敵を相手にスリル満点の戦闘が展開されます。また、条件を満たすことで過去のナムコ
シューティングゲームをプレイできるボーナスゲームも用意されています。
このように、『
スターフォックス アサルト』は新しいゲームメカニクスと魅力的なキャラクター、ストーリーでプレイヤーに新たな体験を提供しています。