スター・ウォーズ (ナムコ)

スター・ウォーズ（ファミコンゲーム）

1987年12月4日にナムコが発売したファミリーコンピュータ用のゲームソフト『スター・ウォーズ』は、映画『スター・ウォーズ 新たなる希望』（1977年）をテーマにしたアクションゲームです。このソフトは「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」の第33弾として位置付けられており、映画のストーリーに基づきながらも、オリジナルのキャラクターや宇宙の新たな惑星を取り入れた内容になっています。映画の正確な再現というより、独特のアプローチを楽しむことができる作品です。

ゲームプレイの概要

『スター・ウォーズ』は、基本的にルーク・スカイウォーカーを操作する横スクロールアクションゲームです。プレイヤーは、敵を倒すことで得られる「フォース」を活用し、様々な特殊能力を習得します。フォースを使うことで遠距離攻撃や空中浮遊などが可能で、仲間を救出した際には「なかま」コマンドで彼らを選択し、特定のシーンをクリアするのに必要な場面も登場します。ただし、必要な場面以外で仲間を呼び出しても無言で返されるため、注意が必要です。

また、宇宙空間ではミレニアム・ファルコンを操縦するシューティングパートもあります。敵機を一定数撃破することで次のステージに進む仕組みで、最終ステージではXウイングに搭乗しての強制スクロールシューティングが展開されます。なお、コンティニューには隠しコマンドが設定されており、フォースが減少するため慎重なプレイが求められます。さらに、ジョイスティックで隠しコマンドを入力することでステージセレクトも可能です。

登場する惑星

本作には、映画に登場する惑星に加えてオリジナルの惑星がいくつか登場します。

• - タトゥーイン: ルークの故郷で砂漠の惑星。ここではボスを倒してエアスピーダーを手に入れることが可能です。
• - ケッセル: 原作映画にも登場する惑星で、「山の惑星」として描かれています。遺跡が特徴的な場所です。
• - イスカロン: 水に覆われた本作のオリジナル惑星で、ここでは水中で進む必要があります。
• - ティナ: 氷の惑星で、雪と氷に覆われたシーンが展開されます。
• - ヤビン: 反乱軍の基地が存在する衛星ですが、ゲーム内では敵の侵攻を受けています。
• - デス・スター: この宇宙要塞の最終ステージは、昔ながらのシューティングゲームの要素が多く取り入れられています。

登場キャラクター

主要キャラクターはルーク・スカイウォーカーをはじめ、多彩な面々が登場します。R2-D2やオビ＝ワン・ケノービ、C-3PO、チューバッカ、ハン・ソロなどの面々がそれぞれ異なる場面でプレイヤーを助けます。そして、ゲームオリジナルの敵キャラクターも多数登場し、ゲームの難易度を上げています。

評価と影響

この『スター・ウォーズ』ゲームは、ファミコンゲーム誌で高評価を受け、プレイヤーからも人気を得ています。難易度が高く、特に後半は覚える必要があるコースが多いとのことですが、原作の人気にも支えられファンをつかむ存在となったようです。プレイヤーにとっては、オリジナルの世界観を楽しむことができ、挑戦しがいのある作品と言えるでしょう。このゲームは、今もなお多くのファンに愛され続けています。

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