スター・ウォーズ ギャラクティック・バトルグラウンド

スター・ウォーズ ギャラクティック・バトルグラウンド

『スター・ウォーズ ギャラクティック・バトルグラウンド』（以下SWGB）は、ルーカス・アーツが開発したリアルタイムストラテジーゲームで、映画『スター・ウォーズ』シリーズを基にしています。このゲームは、1999年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス|スター・ウォーズ エピソード1_ファントム・メナス』のヒットを受けて制作され、2002年1月17日に日本語版が8,980円で発売されました。また、Mac用の移植版もリリースされています。

ゲームの概要

SWGBでは、プレイヤーは銀河帝国、反乱同盟軍、ウーキー族、グンガン族、ロイヤル・ナブー、通商連合、さらに拡張キット『クローン戦役』の新たな勢力である独立星系連合や銀河共和国から一つを選び、マップ上の他勢力と戦います。ゲームエンジンには「エイジ オブ エンパイアII」で使用されたジーニー・エンジンが採用されており、ゲームのグラフィックや操作感に共通点がありますが、SWGBにはシールドや航空戦力といった独自の要素が取り入れられています。

シングルプレイでは複数のキャンペーンから選んでゲームを進行し、発見や目的の達成に応じてセリフが表示されます。各キャンペーンは数個のミッションに分かれており、さまざまな勝利条件が設定されています。さらに、シナリオエディターを使用することで、ゲーム内のユニットや地形を自由に配置し、新しいシナリオを作成することもできます。

オンラインプレイ

当初、Windows版はMSN Gaming Zone、Mac版はGameRangerを通じてオンラインプレイが可能でしたが、現在はゲームスパイ・アーケードにおいてユーザーがオンラインプレイを持続しているようです。また、BGMには映画で使用された楽曲がアレンジされ、ゲームの雰囲気を高めています。

ゲームシステムとユニット

画面は上半分にメイン画面、下半分にミニマップやユニットの状態、コマンド枠が表示される設計です。ユニットは資源を生産・採取する労働者、ユニットを生産する建物、戦闘用の軍事ユニットに分かれており、それぞれ特徴的な能力を持っています。勢力によって長所や短所があり、ユニークなユニットや技術研究が用意されています。

登場するユニットには、トルーパー、ストームトルーパー、バトルドロイドなどの歩兵ユニット、スカウト、ストライクメック、アサルトメックなどのメックユニット、対空車両や航空ユニットが含まれています。また、ユニークなシナリオを楽しむための隠しユニットも存在し、ゲームプレイの幅が広がっています。

キャンペーン

ゲーム内では複数のキャンペーンがあります。例えば、ウーキー族が主役のチュートリアルキャンペーンではチューバッカが未開の地で成長し、危険な生物や通商連合と戦う物語が展開します。他にも、銀河帝国と反乱同盟軍の戦いを描いたキャンペーンなど、各キャンペーンは異なるシナリオとキャラクターを通じてストーリーが語られます。

発売と拡張版

本ゲームの製造は2010年に終了しており、その後も拡張キット『クローン戦役』が追加されたことでプレイヤーは新たなミッションに挑むことができました。このように、SWGBは映画の魅力を再現しつつ、戦略的要素を取り入れた多彩なゲーム体験を提供しています。

もう一度検索