スティービー・ウィルカーソン

スティーブン・ベイティ・ウィルカーソン（Stephen Beaty Wilkerson, 1992年1月11日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州ロズウェル出身の元プロ野球選手。ユーティリティープレイヤーとして、右投両打で活躍した。

プロ入りとオリオールズ時代

2010年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから指名を受けるも、契約せずにクレムゾン大学へ進学。2014年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから指名され、プロ入りを果たした。

ルーキーイヤーはA-級で過ごし、2015年にはA級で打率.287を記録。2016年、2017年と着実にステップアップを重ね、A+級、AA級で好成績を残した。しかし、2017年オフに薬物検査で陽性反応が出てしまい、50試合の出場停止処分を受ける。

2018年、出場停止処分明けにAA級、AAA級でプレー。同年6月にメジャー契約を結び、念願のメジャーデビューを果たす。メジャーでは16試合に出場したが、目立った活躍はできなかった。

2019年はユーティリティープレイヤーとしてメジャーに定着。内外野をこなせる器用さを見せた。特筆すべきは、7月25日のロサンゼルス・エンゼルス戦。延長16回に投手として登板し、スローボールを駆使してメジャー初セーブを挙げた。野手によるセーブは、セーブが公式記録となった1969年以降で史上初という珍しい記録となった。

2020年はDFAとなり、マイナー契約へ。その後FAとなる。2021年にオリオールズと再契約し、メジャーに昇格するも、再びDFAとなり、自由契約となった。

メキシカンリーグ、独立リーグ時代

2022年にはメキシカンリーグのグアダラハラ・マリアッチスと契約。その後、アメリカン・アソシエーションのシカゴ・ドッグスへレンタル移籍した。

現役引退後

2023年からは、アトランタ・ブレーブス傘下AAA級グウィネット・ストライパーズのコーチに就任。指導者としてのキャリアをスタートさせた。

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