スティーヴ・コリンズ

スティーヴ・コリンズ（Stephen Clark "Steve" Collins、1964年3月13日 - ）は、カナダ、オンタリオ州サンダーベイ出身の元スキージャンプ選手で、1980年代にその才能を発揮しました。

輝かしいデビューと最年少記録

1979年12月27日、イタリアのコルティーナ・ダンペッツォで開催された90m級のスキージャンプ・ワールドカップで、コリンズは15歳にしてデビューを果たしました。初戦で10位入賞という好成績を収めると、その後も3度一桁順位に入るなど、その実力を遺憾なく発揮しました。レークプラシッドオリンピックでは、90m級で9位、70m級で28位という成績を残しました。

オリンピック後、ノルディックスキージュニア世界選手権で金メダルを獲得し、16歳の誕生日を目前にした1980年3月9日には、ラハティスキーゲームズの90m級でワールドカップ初勝利を飾りました。この勝利は、2010-2011シーズン終了時点で、ワールドカップ史上最年少優勝記録として残っています。1979-1980シーズンには、ワールドカップ総合12位という成績を収めました。

独特なジャンプスタイル

コリンズのジャンプスタイルは、スキーのテールを開き、スキーが「A」の字のように見える独特なものでした。このスタイルは飛距離を稼ぐことができましたが、スキーが並行でないため、当時のルールでは飛型点が大きく減点されるというデメリットがありました。

その後のキャリア

翌1980-1981シーズンには、ノルディックスキージュニア世界選手権で銅メダルを獲得し、地元サンダーベイでの試合で3位入賞を果たすなど、ワールドカップ総合14位となりました。しかし、15歳でデビューしたシーズンほどの目覚ましい成績は、その後残すことができませんでした。

1982年ノルディックスキー世界選手権では90m級21位、団体5位。1984年サラエボオリンピックでは70m級25位、90m級36位。1985年ノルディックスキー世界選手権では70m級18位、90m級42位。1988年カルガリーオリンピックでは70m級13位、90m級35位、団体9位という結果でした。

1987-1988シーズン後、コリンズは第一線から退きましたが、1990年と1991年には地元サンダーベイで開催されたワールドカップに出場しました。

引退後

引退後については公にされていません。

外部リンク

スティーヴ・コリンズ - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
スティーヴ・コリンズ - Olympedia（英語）

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