スティーヴ・フォン・ベルゲン

スティーヴ・フォン・ベルゲン（Steve von Bergen、1983年6月10日 - ）は、スイス・ヌーシャテル出身の元サッカー選手です。現役時代のポジションは主にセンターバック（DF）でした。

クラブ経歴

フォン・ベルゲンは、FCオトリヴの下部組織を経て、1996年にヌーシャテル・ザマックスの下部組織に加入し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2005年には、リュシアン・ファーヴル監督率いるFCチューリッヒに移籍。ここでは2年連続でリーグ制覇に貢献するなど、中心選手として活躍しました。

2006-2007シーズンからは、恩師であるファーヴル監督とともにドイツのヘルタ・ベルリンへ移籍。しかし、2010年8月4日、チームの2部降格に伴い、セリエAに昇格したACチェゼーナへ活躍の場を移します。チェゼーナでは、DFの柱としてチームの残留に大きく貢献しました。

2012年7月1日にチェゼーナのセリエB降格に伴い、一旦ジェノアCFCに完全移籍しますが、同年8月22日にアレクサンドロス・ツォルヴァスとのトレードでUSチッタ・ディ・パレルモへ移籍。パレルモではレギュラーとしてほぼ全試合に出場し、セリエA初得点も記録しましたが、チームは苦戦し、2季連続でセリエB降格という結果に終わりました。

その後、2013年6月19日に母国のBSCヤングボーイズへの完全移籍を発表。ヤングボーイズでは中心選手として活躍し、2017-18シーズンにはスーパーリーグ優勝も経験しました。2018-19シーズンをもって現役を引退しています。

代表経歴

フォン・ベルゲンは、スイス代表としても長年に渡り活躍しました。2006年9月6日のコスタリカ戦で代表デビューを果たし、2010年の南アフリカワールドカップ、2014年のブラジルワールドカップにも出場しています。

2010年ワールドカップのスペイン戦では、負傷したフィリップ・センデロスとの交代で前半36分から出場しました。国際Aマッチには50試合に出場し、2016年まで代表として活躍しました。

所属クラブ
ヌーシャテル・ザマックス (2000-2005)
FCチューリッヒ (2005-2007)
ヘルタ・ベルリン (2007-2010)
ACチェゼーナ (2010-2012)
ジェノアCFC (2012)
USチッタ・ディ・パレルモ (2012-2013)
BSCヤングボーイズ (2013-2019)

タイトル

BSCヤングボーイズ
* スーパーリーグ: 2017-18

スティーヴ・フォン・ベルゲンは、堅実な守備とリーダーシップで、所属クラブと代表チームに大きく貢献した名DFとして記憶されています。

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