ステファニー・ベッケルト

ステファニー・ベッケルトは、1988年5月30日生まれのドイツの女子スピードスケート選手で、長距離種目を専門としています。

経歴

元々はフィギュアスケート選手でしたが、10歳の時にスピードスケートに転向しました。2006/07シーズンにワールドカップにデビューし、翌シーズンには団体パシュートのメンバーに選ばれました。2008/09シーズンには、ワールドカップで初めて表彰台に上がり、長距離（3000mと5000mの合計）総合で4位という成績を収めました。翌シーズンには初優勝を果たし、長距離総合2位となりました。

2010年のバンクーバーオリンピックでは、団体パシュートで金メダルを獲得したほか、合計3つのメダルを獲得する活躍を見せました。翌年には、世界距離別選手権でも初のメダルを獲得しました。2011/12シーズンは、背中の負傷により調整が遅れましたが、世界距離別選手権で2つのメダルを獲得するなど、好成績を残しました。ワールドカップの長距離種目では、2009/10シーズンから3シーズン連続で、マルチナ・サブリコワに次ぐ総合2位に入りました。2012/13シーズンには、ワールドカップで2シーズンぶりの優勝を果たしましたが、総合では4位に終わり、世界選手権でもメダルには届きませんでした。

人物

弟のパトリック・ベッケルトもスピードスケートのドイツ代表選手であり、バンクーバーオリンピックに出場しています。また、母親もスケート経験者です。パトリックの他に2人の兄弟がいます。彼女の夢は、2018年の平昌オリンピックに家族全員で参加することでした。

目標とする選手は、長年スピードスケート界の女王として君臨したグンダ・ニーマン＝シュティルネマンです。また、両親から最も強い影響を受けたと語っています。

ステファニー・ベッケルトは、その才能と努力によって、数々の輝かしい成績を残し、スピードスケート界に名を刻みました。彼女の活躍は、多くの人々に感動と勇気を与え続けています。

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