ステートオブレスト

ステートオブレスト（State Of Rest）は、2018年4月11日に生まれたアイルランドの競走馬です。2歳から4歳にかけて、アイルランド、アメリカ、オーストラリア、フランス、イギリスと様々な国でレースに出走し、G1レースを4勝を含む多くの勝利を挙げました。

2歳時（2020年）

2020年6月、ステートオブレストはフェアリーハウス競馬場の未勝利戦でデビューし、見事勝利を飾りました。続くレパーズタウン競馬場の条件戦では2着と好走を見せました。その後、タイロスステークス(G3)で5着、ネース競馬場の条件戦で4着と順位を下げますが、シャンペンステークス(G2)では再び3着と好走します。2歳戦の最後は[フューチュリティトロフィー]に出走し、5着で終えました。

3歳時（2021年）

3歳になったステートオブレストは、6月にセレブレーションステークス(L)で始動し、3着となります。その後、アメリカに遠征し、8月には[サラトガダービー]に出走しました。7番人気という評価でしたが、レースでは中団から直線で鋭く抜け出し、見事G1初制覇を果たしました。さらに、オーストラリアに遠征し、[コックスプレート]に出走。道中は6番手を進み、最終コーナーを内ラチから離れた位置で回り、最後はアナモーとの接戦を制して勝利しました。

4歳時（2022年）

4歳になったステートオブレストは、5月の[ガネー賞]で始動し、残り400mから先頭に立ち、追い込んできたプリティダイガーを抑えて優勝。3か国目のG1制覇となりました。続く[タタソールズゴールドカップ]では1番人気に推されるも、3着に敗れます。その後、ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズステークス(G1)に出走。4番人気でしたが、スタートからハナを奪い、そのまま逃げ切り、1番人気のベイブリッジの追撃を振り切って勝利。4か国目のG1制覇を達成しました。しかし、8月のジャック・ル・マロワ賞では見せ場なく8着と惨敗。その後、オーストラリア遠征を予定していましたが、事前のMRI検査で故障が判明し、現役を引退することになりました。引退後は、アイルランドのラスバリースタッドで種牡馬入りしています。

血統

ステートオブレストの血統は以下の通りです。

父: Starspangledbanner
母: Repose
母の父: Quiet American

主な勝ち鞍

2021年: [サラトガダービー]、[コックスプレート]
* 2022年: [ガネー賞]、プリンスオブウェールズステークス(G1)

ステートオブレストは、その国際的な活躍と、各国のG1レースを制覇した実績から、記憶に残る名馬として多くのファンに愛されています。

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