ストリップステーキ

ストリップステーキは、牛肉の部位であるショートロインから切り出されるステーキです。ショートロインは、牛の腰部分にあたり、あまり動かない最長筋が含まれているため、ストリップステーキは柔らかい肉質を持っています。しかし、同じ部位にあるテンダーロイン（ヒレ肉）ほどではありません。ストリップステーキの利点は、テンダーロインよりも大きな肉が得られるため、ボリュームのあるポーションで提供できることです。

ストリップステーキの別名

ストリップステーキは、その人気から、世界中で様々な名前で呼ばれています。アメリカでは、アンバサダーステーキ、ボンレスクラブステーキ、ホテルスタイルステーキ、カンザスシティステーキ、トップロイン、ヴェイニーステーキ、ニューヨークステーキなど、数多くの名前で販売されています。特に有名なのは「ニューヨークステーキ」で、これは1827年にニューヨークで創業したレストラン「デルモニコス」が、ショートロインのステーキを「デルモニコステーキ」として提供したことに由来します。

その他の地域では、ニュージーランドやオーストラリアではポーターハウスまたはサーロイン（ストリップロインステーキ）として知られています。Handbook of Australian Meatでは、2140-2143番として記載があります。イギリスではサーロイン、アイルランドではストリップロイン、カナダではストリップロイン、フランスではコントレフィレと呼ばれています。

関連する部位

ストリップステーキと関連性の高い部位として、Tボーンステーキやポーターハウスステーキがあります。これらは、肋骨やテンダーロインの一部が付いた状態で提供されるステーキです。ポーターハウスステーキは、Tボーンステーキよりも尻に近い部位を使用しており、テンダーロインの含有量が多いのが特徴です。ストリップステーキは、骨付きまたは骨なしで販売されており、多くのレシピでTボーンステーキやポーターハウスステーキ、さらにはヒレステーキやリブアイステーキの代替として使用できます。

テンダーロインを含まない骨付きのストリップステーキは、シェルステーキと呼ばれることもあります。

まとめ

ストリップステーキは、柔らかさと食べ応えを兼ね備えた人気のステーキです。様々な名前で呼ばれ、世界中で親しまれています。Tボーンステーキやポーターハウスステーキなど、関連する部位も多く、料理のバリエーションも豊富です。ぜひ、色々な調理法でストリップステーキを楽しんでみてください。

関連項目

アントルコート

出典

(記事中に記載された全米肉牛生産者協会、Handbook of Australian Meatなどの情報源)

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