スパイダーマン: ブランニュー・デイ

ブランニュー・デイ（Brand New Day）

「ブランニュー・デイ」は、マーベル・コミックの『アメイジング・スパイダーマン』で2008年から展開されたストーリーラインです。「ワン・モア・デイ」によってリセットされた世界を舞台に、スパイダーマンの新たな冒険が描かれています。

ストーリー展開の背景

「ブランニュー・デイ」の開始に合わせて、『アメイジング・スパイダーマン』誌はマーベル唯一の『スパイダーマン』オンゴーイングシリーズとなり、月3回刊行という異例のスケジュールで展開されました。これは、かつて存在した『フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン』や『センセーショナル・スパイダーマン (vol. 2)』が終了し、原点回帰を目指した結果です。1976年12月以来となる『スパイダーマン』作品の統一は、ファンにとって大きな出来事でした。

新しい設定

「ワン・モア・デイ」によって、スパイダーマンことピーター・パーカーとメリー・ジェーン・ワトソンの結婚はなかったことになりました。スパイダーマンの正体を知る者は誰もいなくなり、死んだはずのハリー・オズボーンはヨーロッパに長年滞在していたという設定で復活。メイおばさんは健在で、ホームレス施設でボランティア活動をしています。ピーターは再び自作のウェブシューターを使用するようになり、「シビル・ウォー」でのスパイダーマンの正体暴露を知る人はいるものの、マスクの下の顔までは思い出せないという状況になっています。

ブランニュー・デイ本編

スーパーヒューマン登録法をめぐる騒動から100日間姿を消していたスパイダーマンことピーター・パーカーは、メイおばさんの家に身を寄せながら、安いアパートを探し、職探しに奔走していました。生活に困窮したピーターは、『デイリー・ビューグル』に未払い給与を求めますが、同社は部数激減で財政難に陥っていました。それでもピーターはJ・ジョナ・ジェイムソンに給料の支払いを要求しますが、そのショックでジェイムソンは心臓発作を起こしてしまいます。

日本語版

日本語版は、小学館集英社プロダクションから発売されています。

関連情報

Kraven's First Hunt
New Ways to Die
Brand New Day
One Moment in Time
List of issues

外部リンク

Fanboyradio interview with Dan Slott on Spider-Man: Brand New Day
* Newsarama: Review for all "Brand New Day" issues

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