スパチャラサイ国立競技場

スパチャラサイ国立競技場

スパチャラサイ国立競技場（タイ語: สนามศุภชลาศัยกรีฑาสถานแห่งชาติ）は、タイの首都バンコクにある歴史あるスポーツ施設です。このスタジアムは、パトゥムワン区に位置し、収容人数は35,000人です。1935年に開設され、現在でも単に「国立競技場」と呼ばれています。競技場の名称は、シャム革命に参加した海軍少佐スパチャラサイ男爵に由来しています。

施設の特徴

スタジアムのバックスタンドは白いコンクリート製の階段状の席になっており、メインスタンドには屋根があります。また、ナイター設備も完備されているため、夜間のイベントも快適に楽しむことができます。この国立競技場の外壁には、アジア大会での歴代金メダリストの名前が刻まれており、スポーツの歴史を感じることができます。

主な大会とイベント

スパチャラサイ国立競技場は、数多くの重要な大会でメイン会場として利用されてきました。1966年、1970年、1978年のアジア競技大会では、ここが主要な競技場として機能しました。また、1972年にはAFCアジアカップのメイン会場としても重要な役割を果たしています。さらに、1993年8月には、マイケル・ジャクソンの「Dangerous World Tour」も開催されたことで、音楽イベントとしての顔も持つスタジアムです。

2002年から2003年にかけて行われたAFCチャンピオンズリーググループリーグでは、鹿島アントラーズがタイのBECテロ・サーサナFC、韓国の大田シチズン、中国の上海申花と対戦しました。特に印象深いのは2005年の日本代表の試合で、彼らは2006年のFIFAワールドカップ出場をかけて行ったアジア最終予選で北朝鮮と対戦。無観客試合にもかかわらず2対0で勝利し、本大会への出場を決めました。

また、アジアカップ2007でも、グループリーグの重要な試合がここで行われ、オマーンとイラクとの対戦も含まれています。

所在地とアクセス

この競技場は、バンコクの中心部に位置し、アクセスも便利です。バンコク・スカイトレイン（BTS）シーロム線の終点であるサナームキラーヘンチャート駅（国立競技場駅）からすぐの場所にあります。これにより、多くの観客が試合やイベントを楽しむために訪れやすくなっています。

まとめ

スパチャラサイ国立競技場は、タイにおけるスポーツの歴史と文化の象徴的な場所で、今後も様々なイベントが開催され続けることでしょう。陸上競技からサッカー、さらには国際的な音楽イベントまで、多彩な利用が行われているこのスタジアムは、訪れる価値のあるスポットです。

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