スパーク オン ウェイヴ

長寿ローカル番組『スパークオンウェイヴ』：26年間の軌跡

『スパークオンウェイヴ』は、1990年4月7日から2016年3月29日まで、テレビ大分で放送された若者向けのローカルバラエティ番組です。26年もの長きにわたり、大分県民に親しまれ、多くの思い出を刻んできた番組と言えるでしょう。

番組概要と放送時間

1990年の放送開始から2016年3月20日までのレギュラー放送では、土曜17時30分から18時（1990年4月7日～1993年9月25日）と日曜18時～18時30分（1993年10月3日～2016年3月20日）の枠で放送されました。最終回は、1時間スペシャルとして火曜19時～19時57分に放送され、幕を閉じました。後継番組として『スパーク魂』が同年4月10日にスタートし、公式サイトを共用するなど、番組の系譜を受け継いでいます。

多彩なコーナーと人気企画

『スパークオンウェイヴ』は、様々なコーナーで構成されていました。2006年4月2日時点では、「今週のスパーク」「わが高校の大自慢」「CD Hot5」「Oh! My え〜らしあん」「今週のビデオクリップ」などが放送されていました。

「今週のスパーク」は、週替わりの企画コーナーで、地元スポットの紹介や、司会者による体を張った企画などが人気を博しました。

「わが高校の大自慢」は、大分県内の高校を紹介するコーナー。生徒たちの日常やクラブ活動の様子、先生方の魅力などを紹介するほか、各校の生徒たちが挑戦する「50人大縄跳び」も大きな見どころでした。2008年2月3日には津久見高校が62回という新記録を達成しました。

「CD HOT 5」は、HMVパークプレイス大分店のCDシングル売上ランキングトップ5を紹介するコーナーです。

「Oh! My え〜らしあん」は、番組初期から続く人気コーナー。大分弁の「えーらしい」に由来する造語「え〜らしあん」の通り、魅力的な若者を街中でスカウトし、紹介していました。後にレースクイーンやタレントとして活躍する人物も出演していました。

「今週のビデオクリップ」は、旬のミュージックビデオをほぼノーカットで放送するコーナーです。

「合格祈願の旅」は、2004年度から毎年年末に行われていた受験生応援企画。男性パーソナリティが県内の寺社を巡り、受験生へのお守りを買い求めるというものでした。パーソナリティのマラソン企画として知られ、視聴者へのプレゼント企画も人気を集めていました。

歴代出演者とスタッフ

番組には、テレビ大分のアナウンサーをはじめ、多くのタレントやスタッフが携わっていました。 主な出演者には、田辺智彦、御手洗慶子、菅未来、竹尾悠兵、首藤将太、小笠原正典、阿部洋樹、工藤健太、岡村誠之、DJ meteo、つだつよし、サトウテツオ（現・パンクブーブー佐藤哲夫）、野崎雅子、高山正子、吉本いく子、桝亜希子、野間洋子、橋本諭子らがいます。また、技術スタッフやディレクター、プロデューサーなど、多くの裏方スタッフが番組を支えていました。

番組の社会的影響と独自性

『スパークオンウェイヴ』は、全国ネット番組が日曜18時台前半に放送されていなかった数少ない局の1つであるテレビ大分において、長年同時間帯を支えてきました。フジ系の「ちびまる子ちゃん」など、他局の番組を時差ネット放送する中、独自路線を貫き、地域に密着したローカル番組として、強い存在感を示していました。

まとめ

『スパークオンウェイヴ』は、単なるバラエティ番組を超えて、大分県民の生活に深く根付いた、かけがえのない存在でした。26年間の歴史、数々の名物コーナー、そして個性豊かな出演者たち。その全てが、番組の大きな魅力であり、多くの視聴者の記憶に刻まれていることでしょう。番組の公式サイトやSNSアカウントも残されており、番組への関心の高さがうかがえます。

もう一度検索