スピ丼

スピ丼（スピどん）

『スピ丼』は、2005年4月7日から2006年3月30日まで東海テレビで放送されていたバラエティ番組です。放送時間は毎週木曜日の深夜24時35分から25時00分（JST）でした。

概要

この番組は、スピードワゴンの井戸田潤と小沢一敬が、ゲストとして登場するお笑い芸人たちと共に、様々なゲームで対決するという内容でした。『てぃ〜んずワゴン たかぎまぢる』の後番組としてスタートし、スピードワゴンが引き続き出演していました。

対決はすべて審査形式で行われ、総得点の多いチームが勝者となります。そして、負けたチームには罰ゲームとして、番組特製の「スピ丼」を食べなければならないというルールがありました。放送開始当初は小沢のみが対決に参加し、井戸田は司会を務めていましたが、すぐに井戸田も対決に参加するようになり、代わりに東海テレビのアナウンサーが司会を務めるようになりました。ただし、特定のアナウンサーが毎週担当するわけではなく、その都度担当者が変わっていました。

コーナー紹介

番組では、以下のようなユニークなコーナーが展開されていました。

飛び込み丼

一方のチームが企画内容とそれに使用する道具を選び、相手チームがその企画を遂行するというコーナーです。企画内容と道具はその場で初めて知らされるため、即興性が非常に重要でした。コーナータイトルの「飛び込み」は、多忙な人気タレントがリハーサルに参加する時間がないほどスケジュールが詰まっている状況で、企画内容も詳しく知らないまま本番に臨む様子を表しています。

説得丼

素朴な疑問に対して、いかに納得のいく解答を提示できるかを競うコーナーです。正解であるかどうかは重要ではなく、どの解答が最も面白いかという点に着目して審査が行われました。大喜利のような要素が強いコーナーでした。

気まず丼

気まずい状況をどのように切り抜けるかを考え、実際にその状況を演じるというコーナーです。演技力と瞬発力が試される、演劇的な要素を取り入れたコーナーでした。

元帥の投稿丼

番組からお題として出された日用品に対し、視聴者が考える最高のキャッチフレーズを投稿するコーナーです。投稿されたキャッチフレーズの選出は、劇団第14帝國を主宰する楠本柊生帝國元帥が行っていました。

個室ビデオ丼

両チームのメンバーが1人ずつ挑戦するコーナーです。個室内に用意された物（相手チームが選んだジャンル別になっており、1ジャンルにつき7種類用意）を使ったギャグを録画し、後から両チームとスタッフがそのビデオを見て勝敗を判定します。最も出来の悪かったギャグのビデオは、栄の大型ビジョンに晒されるという、非常に恥ずかしい罰ゲームが用意されていました。

スタッフ

制作協力：東海テレビプロダクション

外部リンク

東海テレビ公式サイト内 番組紹介ページ

『スピ丼』は、スピードワゴンの二人の個性と、ゲスト芸人たちの才能が光る、深夜ならではのバラエティ番組でした。視聴者参加型のコーナーもあり、多くの人々に愛されました。

もう一度検索