スフィアン・ラヒミ

プロフィール

スフィアン・ラヒミ（Soufiane Rahimi）は、1996年6月2日生まれのモロッコ人サッカー選手です。現在はアル・アインFCに所属し、モロッコ代表としても活躍するフォワードです。高い得点能力と決定力を持ち、数々のタイトル獲得に貢献しています。

クラブ経歴

ラジャ・カサブランカ

ラヒミは、ラジャ・カサブランカでプロキャリアをスタートさせました。2018年のCAFコンフェデレーションカップでは、決勝のASヴィタ・クルブ戦で2ゴールを挙げるなど、チームの優勝に大きく貢献しました。また、2019年のCAFスーパーカップでもエスペランス・スポルティーブ・ドゥ・チュニスを破り、タイトルを獲得しました。ラジャ・カサブランカでは、その優れたパフォーマンスからモロッコ代表候補にも挙げられるようになり、自身はヨーロッパ、特にセリエAへの移籍を希望していました。

アル・アインFC

2021年8月21日、ラヒミはアル・アインFCに移籍しました。移籍後、9月17日のイテハド・カルバFC戦で初ゴールを決めると、2022年11月12日のシャールジャFC戦では2ゴールを記録しました。2023年11月7日には、AFCチャンピオンズリーグ2023/24|AFCチャンピオンズリーグ2023_24のアル・フェイハ戦でゴールを決め、チームをノックアウトステージへと導きました。ラウンド16のナサフ・カルシ戦では決勝ゴール、準々決勝のアル・ナスルFC戦では2試合で3ゴールを挙げる活躍を見せました。さらに、2023年3月15日のアジュマーンCSC戦では、移籍後初のハットトリックを達成しました。AFCチャンピオンズリーグ準決勝のアル・ヒラル戦では、第1戦でハットトリックを達成し、アル・ヒラルの連勝を34で止めるという偉業も達成しました。AFCチャンピオンズリーグ2023/24|AFCチャンピオンズリーグ2023_24決勝の横浜F・マリノス戦では、第2戦で2ゴールを決め、チームを優勝に導きました。この活躍により、ラヒミは大会の最優秀選手と得点王の二冠に輝きました。

代表経歴

モロッコ代表

ラヒミは、2018年にジャマル・セラミ監督によってモロッコA'代表に招集されました。2020年のアフリカネイションズチャンピオンシップでは、グループステージ第3節のウガンダ戦で2ゴール、準々決勝のザンビア戦でもゴールを決めました。モロッコ代表は準決勝でカメルーンに4-0と大勝し、決勝でも勝利を収めました。この大会でラヒミは5ゴールを挙げて得点王とMVPに輝き、母国の連覇に大きく貢献しました。2024年3月には、アンゴラおよびモーリタニアとの親善試合を行うモロッコ代表に2年以上ぶりに選出され、アンゴラ戦では途中出場ながら勝利に貢献しました。

U-23モロッコ代表

2024年パリオリンピックでは、U-23モロッコ代表にオーバーエイジとして選出されました。グループステージでは、アルゼンチン戦で2ゴール、ウクライナ戦で1ゴール、イラク戦で1ゴールを決め、アハメド・ファラスが保持していたオリンピックでのモロッコ代表最多得点記録を4ゴールに更新しました。大会を通して6試合で8得点を記録し、オリンピック1大会の全6試合でゴールを決めた史上初の選手となりました。

プレースタイル

ラヒミは、卓越した得点能力と決定力に加え、高いドリブル技術とスピードを兼ね備えた選手です。フォワードとして、前線でボールを保持し、自らゴールを奪うだけでなく、味方のチャンスも演出することができます。また、積極的な姿勢で試合に臨み、チームを勝利に導くメンタリティも持ち合わせています。

まとめ

スフィアン・ラヒミは、モロッコを代表するサッカー選手の一人として、国内外で高い評価を得ています。今後の更なる活躍が期待される選手です。

もう一度検索