スプラッターハウス PART2

『スプラッターハウス PART2』

『スプラッターハウス PART2』は、1992年にナムコから発売されたメガドライブ用の横スクロールアクションゲームです。この作品は、前作『スプラッターハウス』（1988年）を受け継いだ正統な続編で、プレイヤーは主人公リックを操作し、亡き恋人ジェニファーを復活させるために再び恐怖の館に潜入することが求められます。ゲームは日本国内では1992年8月4日に発売されたほか、北米では同年7月、欧州では10月にリリースされました。

ゲームシステム

『スプラッターハウス PART2』の基本的なゲームシステムは前作を踏襲していますが、敵キャラクターやアイテムが一新されています。リックのライフ数は通常モードで最大5つに設定され、各ステージをクリアするごとに2つのライフが回復します。また、残機数はゲーム開始時に3つからスタートし、スコアを集めることで追加のライフを獲得できます。特定の難易度に応じて、最大ライフ数や回復数が異なるので、プレイヤーにチャレンジを提供します。

アイテムとしては、鉄パイプや骨、チェーンソーなど、多彩な武器が登場します。これらは、劇的な攻撃を行うために使用され、敵を効果的に排除するのに役立ちます。特に、骨やショットガンは強力な威力を持っていますが、ショットガンは唯一この作品で出現する武器として、使用回数が限られています。

ストーリー

ストーリーは、前作から3か月経った後の物語です。主人公リックは、悪夢にうなされつつ、恋人ジェニファーを救えなかった後悔に苦しんでいます。そんなある日、かつてリックを利用した古代の仮面「ヘルマスク」が再び現れ、リックに「ジェニファーを救う手掛かり」への道を示唆します。リックはヘルマスクの力を借りて、呪われた館の廃墟へと向かいます。

ステージ構成

ゲームは8つのステージで構成されており、それぞれ異なる環境や敵が待ち受けています。第一のステージでは焼け跡の旧館を探索し、次第に新たな実験体との遭遇が続いていきます。最終ステージでは、恋人を救い出すための最後の戦いが繰り広げられ、巧妙なギミックがプレイヤーを試練にかけます。

キャラクター

本作の主要キャラクターには、囚われた恋人ジェニファーの他に、主人公リックと彼を導くヘルマスクがいます。リックは愛する人を救うため、再び危険な冒険に挑んでいく勇敢な人物です。ヘルマスクはリックに力を与えつつ、その真意は不明なまま彼を導きます。

評価

この作品は、ゲーム雑誌『ファミコン通信』のレビューでは、満40点に対して21点を獲得するなど、評価は様々でした。その一方、敵のデザインやゲームシステムの複雑さから、一部プレイヤーには難しさが指摘されることもあったものの、アクションゲームとしての魅力を保ちながら、独特の雰囲気を醸し出しています。特に敵キャラクターの個性や、ストーリー性、ダークな世界観がプレイヤーを引き込む要素となっています。

まとめ

『スプラッターハウス PART2』は、ゲームファンにとって忘れがたい夜marathonの一環であり、ダークファンタジーとアクションが融合した名作です。恋人を救うための冒険が、緊迫感と恐怖を抱えた中で展開され、プレイヤーに深い印象を与えています。

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