スペイン語版ウィキペディア

スペイン語版ウィキペディア

スペイン語版ウィキペディア（Wikipedia en español）は、スペイン語を母語とする人々が共同で作成するオンライン百科事典です。2001年5月に設立され、数多くのボランティア編集者によって記事が作成・編集されています。

歴史

2001年5月: スペイン語版ウィキペディア設立
2003年7月25日: 記事数が5,000項目を突破
2003年11月4日: 記事数が10,000項目を突破
2004年7月18日: 文字コードをUTF-8に変更
2005年5月30日: 記事数が50,000項目を突破
2006年3月8日: 記事数が100,000項目を突破
2007年2月10日: 記事数が200,000項目を突破
2007年11月18日: 記事数が300,000項目を突破
2008年9月20日: 記事数が400,000項目を突破
2009年7月: 記事数が500,000項目を突破
2013年5月: 記事数が1,000,000項目を突破

エンシクロペディア・リブレとの分裂

2002年、スペイン語版ウィキペディアのコミュニティ内で意見の対立が発生しました。広告掲載による資金調達に反対した一部の利用者が、エドガー・エニエディを中心に、それまでのスペイン語版ウィキペディアの成果を引き継ぐ形で、新たにフリー百科事典プロジェクト「エンシクロペディア・リブレ」を立ち上げました。この分裂により、多くの利用者がエンシクロペディア・リブレへ移行し、スペイン語版ウィキペディアは一時的に停滞しました。

規模とユーザー

スペイン語版ウィキペディアは、ユーザー数において英語版に次ぐ規模を誇ります。しかし、記事数ではドイツ語版やフランス語版など、他の言語版に比べて少ない傾向にあります。これは、スペイン語版ウィキペディアが、より質の高い記事作成に重点を置いているためと考えられます。記事のサイズ（2KB以上）を基準とした品質評価では、大規模なウィキペディアの中でドイツ語版に次いで2番目に高い評価を得ています。2012年10月時点での編集数は4番目、ページビュー数は3番目でした。

2017年9月時点での寄稿者の出身国別割合は、[スペイン]]が最も多く39.2%を占めています。次いで、[[アルゼンチン]、チリ(8.8%)、オランダ(8.4%)、[メキシコ]、ベネズエラ(5.1%)、[ペルー]、アメリカ(3.1%)、[コロンビア]、[ウルグアイ]、ドイツ(1.1%)となっています。オランダからの寄稿が多いのは、ボットが多数ホストされているためです。

スペイン語が公用語または事実上の国語である国の中では、アルゼンチン、チリ、メキシコ、スペイン、ベネズエラがウィキメディア財団の地方支部を設立しています。

スペイン国内での利用状況

オンライン市場分析企業Netususが2007年に実施した調査によると、スペイン国内のユーザーは、他の地域言語版（カタルーニャ語版、ガリシア語版、バスク語版）と比較して、スペイン語版ウィキペディアを最も多く利用していることが明らかになりました。

関連項目

スペイン語版ウィキペディア
* エンシクロペディア・リブレ

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