スマイル 聖夜の奇跡

スマイル 聖夜の奇跡

『スマイル 聖夜の奇跡』は、陣内孝則監督が自身の小説を原作とした2007年公開の日本映画です。北海道を舞台に、小学校教諭と弱小アイスホッケーチームの交流を描いた感動的な物語が展開されます。

概要

本作は、ホッケー経験のない小学校教諭が、弱小アイスホッケーチーム「スマイラーズ」の監督となり、全道優勝に導いた実話を基にしています。撮影は主に苫小牧市内で行われ、アイスホッケーチームの子役には、現役のジュニアアイスホッケーチームの選手が起用されました。監督の陣内孝則は、「子役にアイスホッケーを教えるより、アイスホッケー出来る子に芝居教えた方が早いと思った」と語っています。

あらすじ

2007年の北海道。アイスホッケー選手の猪谷昌也は、スケートリンクで美しいフィギュアスケーター・美佳を見かけます。彼女の姿に、小学生時代の初恋と友情の記憶が蘇ります。

1987年、タップダンサーを諦めた佐野修平は、小学校教師として北海道へ。恋人の静華の父から、アイスホッケーチーム・スマイラーズの監督を依頼されます。弱小チームを勝利に導くことが、結婚の条件でした。スケート経験のない修平は、タップダンスの感覚を生かした指導で、子供たちのリズム感を磨きます。

チームには、フィギュアスケーターの礼奈に憧れる少年たちがいました。昌也と礼奈は互いに惹かれあいますが、礼奈は重い病を抱えていました。両親を亡くし笑顔を忘れていた昌也を、礼奈は「スマイル!」と励まします。

礼奈の病状が悪化する中、スマイラーズは北海道リーグで勝ち進みます。決勝戦で宿敵を倒した時、礼奈は静かに息を引き取りました。

再び2007年。昌也は、美佳の中に礼奈の面影を見つけ、笑顔を取り戻すのでした。

登場人物

佐野修平: 森山未來
スマイラーズ監督。元タップダンサーの小学校教諭。
山口静華: 加藤ローサ
礼奈のフィギュアスケートコーチ。修平の恋人。
猪谷昌也: 坂口憲二
2007年、アイスホッケー選手。
篠原礼奈: 岡本杏理
フィギュアスケーター。昌也と惹かれ合う。

スタッフ

監督: 陣内孝則
原作: 陣内孝則
脚本: 陣内孝則、金子茂樹
音楽: 菅野祐悟

主題歌

* レミオロメン「Wonderland」

『スマイル 聖夜の奇跡』は、実話に基づいた感動的なストーリーと、豪華キャストによる演技が見どころです。アイスホッケーを通じて成長していく子供たちの姿や、友情、初恋、そして笑顔の大切さを描いた、心温まる作品となっています。

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