スリラーバーク

スリラーバーク（Thriller Bark）

概要

スリラーバークは、人気漫画『ONE PIECE|ONE_PIECE』の中で描かれる、非常に大きな海賊船であり、その特殊な構造と特徴的なデザインが印象的です。この船の所有者は王下七武海の一員であるゲッコー・モリアです。彼のもとでスリラーバークは「ゴースト島」とも呼ばれ、実際には島全体を乗せている巨大な船であるため、外からはその全貌を確認することができません。船首には大きな口のような構造があり、これにより海賊船を閉じ込める仕組みとなっています。

スリラーバークは、約10年前から「偉大なる航路（グランドライン）」の「魔の三角地帯（フロリアン・トライアングル）」を航行しており、ここでは常に霧に包まれ、影を抜かれた者が直射日光に当たると消失してしまうという特性があります。そのため、近くに存在する奇妙な海流に乗らない限り、霧から出ることができません。政府はスリラーバークで行われる「夜討ち」を、お調子者の海賊を討つことを名目に許可しています。

構造と施設

船内には「ホグバックの屋敷」や「マスト屋敷」が存在し、これらは渡り廊下で繋がっています。ホグバックの屋敷にはモリアの寝室、ダンスホール、さらにはペローナの「不思議の庭（ワンダーガーデン）」もあります。舵の操作は「マスト屋敷」の外部から突き出た巨大な滑車を用いて行います。

キャラクター

スリラーバークには、さまざまな個性的なキャラクターが登場します。海賊団の中でも特に注目を集めるのが、ゲッコー・モリア、ドクトル・ホグバック、アブサロム、ペローナの四怪人です。

ゲッコー・モリア

スリラーバーク海賊団の船長であり、彼は超人系の悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者です。彼は影を奪う能力を持ち、かつては3億2000万ベリーの懸賞金をかけられていました。彼の目的は、他者の影を抜き取り、自身の支配下におくことです。

ドクトル・ホグバック

ホグバックは天才外科医であり、かつては多くの人々を救ったことで称賛されていましたが、実は冷酷な一面も持っています。彼は、舞台女優のシンドリーを事故で失った後、彼女の死体を用いてゾンビを作り出し、影を奪うことに没頭しています。

アブサロムとペローナ

アブサロムは兵士ゾンビを指揮するキャラクターで、またペローナは「ゴーストプリンセス」として知られ、幽体離脱や霊体を操る特殊な能力を持っています。彼女もまた、自身の可愛いものたちをゾンビに変えることを夢見ています。

スリラーバークには多くのゾンビも存在し、それらはモリアによって影を奪われた者たちが蘇ったものです。ぞんびは、影とともに別の人格を持っていますが、元の持ち主が死ぬことでその命を失います。

結論

スリラーバークは、単に巨大な船というだけでなく、スリラーバーク海賊団の個性豊かなメンバーたちと共に多くの物語が展開される重要な舞台であり、色とりどりのキャラクターたちが織り成すストーリーは、ファンに愛され続ける要因の一つです。

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