スリーポイントフィールドゴール

バスケットボールにおける3ポイントシュート

バスケットボールにおけるスリー・ポイント・フィールド・ゴール（3ポイントシュート）とは、スリーポイントラインの外側から放たれるショットのことです。このショットが成功すると、3点が得点となります。

3ポイントシュートのルール

ショットの成立条件：スリーポイントラインを踏まず、またはジャンプしてショットを放ち、ボールがリングを通過した場合に3点が得られます。ジャンプした場合、着地がライン上やラインを超えた場所でも有効です。
ファウルとの関係：ショット時にファウルがあった場合、ショットが成功すれば得点が認められ、さらにフリースロー1投が与えられます（フォー・ポイント・プレー）。ショットが失敗した場合は、フリースロー3投が与えられます。

3ポイントシュートの歴史

3ポイントシュートのルールは、1930年代にアメリカの高校で考案されました。当初は大学リーグで試行されましたが、広く採用されるには至りませんでした。その後、NBAの競合リーグであったABAで1967-1968シーズンに採用され、1979-1980シーズンからはNBAも採用しました。この採用を機に、3ポイントシュートはFIBAルールにも採用され、バスケットボールの標準的なルールとして定着しました。

NBAでは、1994年から1997年までの3シーズン、スリーポイントラインの距離を国際ルールに近い6.7mに変更しましたが、1997-1998シーズンに元の7.239mに戻されました。日本では1985年から採用されています。

3ポイントシュートの種類

クイックリリースショット
ノーマークに近い状態を作り出すためにパスを受けてから素早くシュートを放つテクニック
ステップバックショット
ディフェンダーとの間合いを作るためにドリブルで前に出てから、ステップバックしてシュートを放つテクニック
クロスオーバー
左右に揺さぶりをかけてディフェンダーとの間合いを作りシュートを放つテクニック

スリーポイントの狙い方

ワイドオープン：ノーマークの状態から狙うのが基本です。
キックアウトパス：ペイントエリアから外へのパスでチャンスを作ります。
パッシング：ウイングからコーナー、またはその逆へのパスでディフェンスを揺さぶります。
ピボット、フェイク：ピボットやフェイクで相手を惑わせ、シュートチャンスを作り出します。

3ポイントシュートの成功率

NBAでは、3ポイントシュートの成功率が4割を超えると優秀なシューターと見なされます。5割以上を記録することは非常に稀です。

3ポイントシュートに関する記録

NBAでは、3ポイントシュートの成功数や試投数に関する様々な記録があります。また、オールスターゲームの前日には、3ポイントコンテストが開催され、リーグを代表するシューターたちがその腕を競います。

まとめ

3ポイントシュートは、バスケットボールの戦術において重要な役割を果たしています。その歴史、ルール、テクニック、成功率を知ることで、バスケットボール観戦がより一層楽しくなるでしょう。

参考情報

NBA 3ポイント成功数リーダー
NBA 3ポイントアテンプト数リーダー
NBA、3ポイントコンテスト

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