スレトン・パラモ

スレトン・パラモ

スレトン・パラモ（Thretton Palamo）は、1988年9月22日にアメリカ合衆国カリフォルニア州ウッドランドに生まれたプロラグビー選手です。フィールド上で主にセンター（CTB）としてプレーしており、その体躯は身長191cm、体重116kgと恵まれたフィジカルを誇ります。

代表キャリア

パラモ選手は、アメリカ合衆国の各世代別代表を経験しています。

U20アメリカ代表: 若手の頃には、将来を嘱望される選手としてU20アメリカ代表に選出されています。
7人制アメリカ代表: 15人制ラグビーだけでなく、スピードとスキルが求められる7人制ラグビーにおいても、アメリカ代表として国際舞台でプレーした経験があります。
アメリカ代表（イーグルス）: シニアのアメリカ代表としては、2020年7月時点で19キャップを獲得しています。特に注目すべきは、ラグビー界最高峰の大会であるラグビーワールドカップに、2007年大会、2015年大会、そして2019年大会と、3大会連続でアメリカ代表のスコッド入りを果たしている点です。これは、彼の国際レベルでの経験値と、長きにわたるパフォーマンスの安定性を示しています。

クラブキャリア

パラモ選手のプロキャリアは、欧州のトップリーグで築かれました。複数の国のクラブチームを渡り歩き、多様なラグビースタイルと文化に適応してきました。

彼の主な所属クラブは以下の通りです。

ビアリッツ・オランピック（フランス）: プロキャリアの初期にフランスの強豪チームでプレーし、ヨーロッパのプロリーグでの基盤を築きました。
サラセンズ（イングランド）: イングランドのプレミアシップに所属するサラセンズでもプレーしました。ここはイングランド国内だけでなく、欧州全体でも屈指の強豪として知られています。
ロンドン・ウェルシュRFC（イングランド）: イングランドでのキャリアは、ロンドン・ウェルシュRFCでも続きました。
ブリストル（イングランド）: その後、ブリストル（現在のブリストル・ベアーズ）に加入し、イングランド国内リーグでの経験を深めました。
ドラゴンズ（ウェールズ）: イングランドを離れ、ウェールズを拠点とするプロチーム、ドラゴンズでもプレーしました。これにより、ウェールズのプロリーグでの経験も積むこととなりました。

欧州での豊富な経験を積んだ後、2019年には母国アメリカ合衆国のプロフェッショナルリーグであるメジャーリーグラグビー（MLR）へ活躍の場を移しました。現在は、ワシントンD.C.を拠点とするオールドグローリーDCの一員として、MLRの舞台でプレーを続けています。欧州での経験を活かし、母国のラグビーレベル向上にも貢献しています。

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