スロージャマスタン共和国

スロージャマスタン共和国の概要

スロージャマスタン共和国（正式名称：スロージャマスタン人民共和国主権国家連合領土）は、アメリカ合衆国南カリフォルニアのインペリアル郡にある独自の国家を主張するミクロネーションです。この国は、1933年のモンテビデオ条約で定義される「独立国民国家」の基準を満たしていると自己主張していますが、国際的な承認はまだ得ていません。国の標語は「Libertas. Honor. Respectus.」（自由、名誉、尊敬）であり、国歌は「Slowjamastan (I Think It’s Gonna Be an Awesome Place)」です。

国の構成

2023年7月10日現在、スロージャマスタンは12の州から構成されており、その総面積は約48,800㎡です。これは国連加入国の中で最も小さな国であるバチカン市国よりもかなり狭い地域です。また、国の総人口はおおよそ500人とされていますが、実際の数はもっと多いと考えられます。その中で、約15,000人が市民権を持っているとされています。

歴史の背景

スロージャマスタンの建国者であるランディ・ウィリアムズは、アメリカのサンディエゴ出身です。彼はラジオ局に勤務しながら世界中を旅し、国連の193ヵ国のうち192ヵ国を訪問しました。その際にカリフォルニアの乾燥した土地（44,800㎡）を購入し、そこで新しい国、「スロージャマスタン」を設立することを決意しました。2021年12月1日、彼はアメリカ合衆国からの独立を一方的に宣言し、この様子は首都ダブランティアの行政府から生中継されました。

その後、スロージャマスタンはミクロネーションの仲間としての活動を進め、2022年8月7日には様々な国のミクロネーションが一堂に会するイベント「MicroCon」に参加しました。このイベントでは国王や報道官、知事などが出席し、スロージャマスタンを代表しました。

まとめ

スロージャマスタン共和国は、独立を主張しながらも国際的な承認を持たない特異な存在であり、独自の文化やコミュニティを形成しています。小規模な国ながらも、市民権を有する多数の人々がその存在を支えており、ミクロネーションの一員として活動を続けています。

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