スーパーガチャポンワールド SDガンダムX

スーパーガチャポンワールド SDガンダムX

『スーパーガチャポンワールド SDガンダムX』は、1992年9月18日にユタカからリリースされたスーパーファミコン用ゲームです。本作は「SDガンダム」シリーズを題材にしたウォー・シミュレーションゲームで、前作の要素を引き継ぎながらも、新しいシステムやグラフィックが導入されています。

ゲームの概要

このゲームは『[SDガンダム]]ワールド ガチャポン戦士シリーズ』の流れを受けており、プレイヤーまたはコンピュータが赤軍と青軍に分かれ、原作アニメに登場するモビルスーツ]を操作して戦うのが基本的な内容です。敵勢力を攻略し、勝利することが目指されます。また、本作の続編には『[[SDガンダムGX』や『SDガンダムGNEXT』があり、さらにはプレイステーションに移植された『SDガンダム GCENTURY』も存在します。2018年にはNintendo Switch向けに移植され、初めは『SDガンダム GGENERATION GENESIS』の早期購入特典として提供された後、ダウンロード販売が開始されました。

ゲームシステム

本作は『ガチャポン戦士2 カプセル戦記』をベースにしたシステムを採用しています。ゲームには二つの主要なパートがあり、ユニットの生産や移動を行うシミュレーションパートと、アクションによる戦闘が行われる戦闘パートに分かれています。

プレイヤーは自軍の占領下にある基地の数に応じて技術力を表すTECレベルを管理し、これが高まることでより高性能の機体を作成したり、従来のユニットの生産コストを下げたりできます。TECポイントは自軍の基地の数に基づいて加算され、一定の値を超えればTECレベルが上昇します。レベルは最大5で、ゲームは初期設定に応じて1から3の状態からスタートします。

ユニットにはそれぞれ能力値を表すレベルが設定され、戦闘に参加することでそのレベルが上がります。アクションバトルでは、新しい武器の種類が増加しており、より戦略的な戦闘が要求されます。また、戦艦の修理やエネルギーの回復は基地で行い、複雑な移動システムが導入されています。プレイヤーは敵勢力と戦うために柔軟な戦略を立てる必要があります。マップはスクウェアマップからヘックスマップに変更され、宇宙空間や惑星など異なるマップの導入により、より多様な戦略が求められます。

ユニットの種類

ユニットは小型、大型、艦船に分類されます。小型ユニットは多様な役割を持ち、地形による制約を受けることが少ないため、メインとなる役割を果たします。一方、大型ユニットは高い攻撃力と耐久力を持ちますが、特定の地形での行動が制限されることがあります。艦船ユニットは主に戦艦として機能し、宇宙の支配に役立ちますが、地形効果には影響されるため、戦略的に使いこなす必要があります。

勢力の選択

プレイヤーは地球連邦軍やティターンズ、ネオジオンなど、複数の勢力から選んで戦うことができます。各勢力ごとに初期ユニットや戦艦が異なるため、選択によって戦略が大きく変わります。同一勢力同士での戦闘はできず、多様な戦略を求められます。

本作は、その豊かなゲームシステムと戦略的要素から多くのファンに支持されており、タクティカルな楽しみが詰まった作品となっています。

もう一度検索