スーパーダイスQ

スーパーダイスQの概要

『スーパーダイスQ』は、TBS系列で1980年3月から1984年3月まで放送された、ランチタイムのクイズとゲームを成すインタラクティブな番組です。司会は土居まさるが務め、月曜から金曜の正午に20分間放送されました。前番組「ベルトクイズQ&Q」のフルリニューアルとしてスタートしました。

番組の特徴

この番組は、対戦型の勝ち抜きクイズとサイコロを用いたゲームの二つの要素で構成されていました。出題されるクイズは新聞や百科事典から得られる知識で答えられる程度の難易度で、知識と運の要素を兼ね備えていました。特徴的なのは、出題担当者が存在せず、司会者の土居が全ての問題を出題したことです。また、収録は事前に行われており、毎週金曜日にまとめて撮影されていました。

スタジオのレイアウト

初期の段階では、観客席はスタジオの後方にのみ設けられましたが、番組が進むにつれて観客席が拡充され、スタジオ全体が賑やかになりました。観客は時折参加者としてアナウンスを行うことがあり、「スーパーダイスQ！」というタイトルコールから番組が始まることもありました。

スポンサーと収入構造

この番組のスポンサーは全国的な企業と各地域のローカルスポンサーが複合的に組み合わさり、CMは番組の中で放送されました。

対戦勝ち抜きクイズ

基本的なルールは、前回の勝者と挑戦者との1対1の対戦形式で進行します。初期のルールでは、「ティック・タック・ドゥー」に基づいた三目並べ形式のクイズが行われましたが、後期には早押し形式へと移行しました。出題は制限時間があり、時間切れになると次の放送に問題が持ち越される仕組みでした。

クイズの進行

解答者はスタジオ内の指定されたパネルからジャンルを選び、次々に問題に答えていきます。正解するとそのパネルにマークが入りますが、特に中央のパネルは2問連続で正解しなければならないため、難易度が高くなっていました。クイズの結果に応じて賞金が加算されました。

中期から末期の変化

1980年9月からは、ジャンルパネルに「JOKER」が追加され、正解すればさらなる問題に挑むことができるルールが採用されました。また、賞金も一律3万円に設定され、収益が安定しました。

最末期には、ノックアウトマークという新しいルールが導入され、解答者の競争がさらに白熱しました。正解が出ると、不正解だった方は新たなパネルを選び、サイコロの結果で勝敗が決まります。正解による「セーフ」や「アウト」のシグナルが観客からの合図となり、視聴者との一体感を生み出しました。

スーパーダイスゲームの存在

サイコロを使ったゲームも見どころの一つで、運だけが頼りと言えるこのゲームは、サイコロの出目に基づいてパネルを消していく形式でした。パーフェクト達成時には観客が盛り上がり、出た結果によって一気に賞金が加算されるという高揚感がありました。

番組の最終回と記録

1984年の最終回を迎えた時点で、この番組は1051回の放送を終え、3235人の出場者が参加しました。290回のパーフェクト達成や100万円獲得者が46人おり、記録も数多く残されました。結局、土居は出演者や視聴者に感謝の意を表し、番組は幕を閉じました。

特別企画

また、夏や冬の企画として親子大会や中学生大会、大学生大会が開催され、子供たちに様々な体験の場を提供しました。これにより、番組は幅広い層に親しまれ、輝かしい歴史を刻むことができました。

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