スーパーラグビー

スーパーラグビーについて

スーパーラグビー（Super Rugby）は、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーのプロラグビーチームが参加する国際リーグであり、現在は「スーパーラグビー・パシフィック」として知られています。この競技会は、SANZAARによって運営されています。この組織は南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンのラグビー協会の合弁事業として設立され、さまざまな国際大会の運営を担っています。現在、スーパーラグビーでは11のチームが参加し、最も多く優勝したチームはクルセイダーズで、12回の栄冠を手にしています。

スーパーラグビーの歴史

この競技会の起源は、1986年に始まったサウスパシフィック・チャンピオンシップで、当初はオーストラリア、ニュージーランド、フィジーの6チームが参加しました。1992年には「スーパー6」として再開され、1993年には「スーパー10」に発展しました。1996年にはSANZARが設立され、12チーム制の「スーパー12」が開始されます。その後、2006年には「スーパー14」、2011年には「スーパーラグビー」と名称変更され、15チームが参戦しました。

2016年以降、南アフリカとアルゼンチンのチームが新たに加入し、さらに18チームに拡大しましたが、2020年にはサンウルブズなどが撤退し、再びチーム数が縮小しました。2022年にはフィジーと太平洋諸島に拠点を置く2チームが加入し、現在の形式が確立されました。

競技形式

スーパーラグビーの試合数やルールは各年ごとに変更されています。基本的には、リーグ戦とプレーオフ形式のトーナメントで構成され、各チームが一定の試合数をこなしていきます。2022年からエントリーしたフィジーの「フィジアン・ドゥルア」と、太平洋諸島出身の「モアナ・パシフィカ」が加わったことで、再び活気を取り戻しました。各シーズンの成績に基づいて、上位8チームがプレーオフトーナメントに進出し、優勝を目指し戦います。

ルールとポイントシステム

スーパーラグビーではラグビーユニオンのルールが適用され、試合に勝つことでチームは4ポイントを獲得します。引き分けの場合は2ポイント、敗戦の場合はポイントは与えられません。ただし、相手チームに対して3トライ以上の差をつけて勝利した場合、もしくは7点差以内の敗戦であった場合にボーナスポイントが得られます。これにより、試合の運営がより戦略的になります。

参加チームと今後の展望

2022年から参加しているチームは、オーストラリアとニュージーランドの各5チームに加え、フィジーのチームと太平洋の代表チームが含まれています。2025年シーズンには、メルボルン・レベルズが財政難により離脱するため、再び11チームでの競技が行われます。今後のスーパーラグビーは、各国のリーグと連携しながら、さらなる国際的な成長と競争力を高めることが期待されています。

テレビ中継・視聴

日本では、スーパーラグビーがJ SPORTSやWOWOWで放送されており、世界中で多様な方法で視聴可能です。各国のラグビーファンが、この国際大会を観戦し、応援する姿が見られることでしょう。

もう一度検索