スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL

スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL

『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』は、バンプレストが手がけたシミュレーションRPGです。この作品はスーパーロボット大戦シリーズのスピンオフであり、オリジナル作品『魔装機神サイバスター』を一つのゲームとしてまとめています。このゲームのタイトルは商標上の理由で変更されており、以降は本作の名前でシリーズ内の設定に言及されます。特に、スーパーロボット大戦シリーズの中でも独自の存在感を放っています。

シナリオと構成

本作は全体が2部構成で、第一章はDC戦争シリーズの前日談、第二章はその後の物語を描いています。DC戦争シリーズの内容は回想形式で展開され、他のロボットアニメキャラクターは登場しませんが、独自の物語が展開されます。このシナリオは、ゲームデザイナーの阪田雅彦によって制作され、彼はこれまでのシリーズには見られなかったようにウィンキーソフトの名をクレジットに刻みました。

物語の進行は選択肢によって大きく異なるため、プレイヤーの選択がキャラクターたちの運命を左右します。最終面も複数存在し、リプレイ性が非常に高い作品となっています。ただし、セーブデータの保存は最大3つまでとなっていますが、ターボファイルを使うことでより多くのデータ保存が可能です。

グラフィックとデザイン

本作の特徴は、キャラクターの表情が豊かに変わるグラフィックです。そのデザインは河野さち子によって大幅にリファインされ、シリーズのスタイルが進化しました。ロボットの描写もリアルに段階を上げており、戦闘アニメーションは非常にダイナミックです。また、戦場の地形描写は立体的で細かく描かれており、戦略的な要素が加わっています。このゲームはまた、任天堂のゲーム機において初めてキャラクターに声が付いた作品で、特定の状況下でのみ音声が特徴的に発生します。

リメイク版と続編

本作のリメイクには『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』があり、2010年にニンテンドーDS向けに発売されました。このリメイク版は、シリーズの伝統を引き継ぎながら新しい体験を提供し、更に続編として『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』もリリースされています。

ゲームシステムの特徴

本作には新規追加や変更が施されたシステムがあります。立体的な戦闘マップや独特な命中率補正、武器のランクアップシステムなどが搭載されており、プレイヤーは策略を駆使しながら戦闘を進めていきます。また、選択肢やキャラクターの有無によって物語が大きく変化するため、高い自由度を保っています。さらに、パイロットに設定されたプラーナというパラメータが機体性能に影響を及ぼす要素として機能し、戦闘スタイルに様々な戦略をもたらします。

まとめ

『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』は、斬新なシナリオ展開や多彩なシステムを駆使し、プレイヤーを魅了するゲームです。リメイク版や続編も登場し、今なお多くのファンに支持され続けています。

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