スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS

スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS

『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』は、バンプレストから発売されたシミュレーションRPGです。本作は「OG（ORIGINAL GENERATION）シリーズ」の一環で、主にオリジナルキャラクターが活躍する内容となっています。キャッチコピーは「すべての戦いは、ここから始まる。」です。

概要

このゲームは、ゲームボーイアドバンス向けの『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』とその続編『OG2』を、PlayStation 2用にリメイクした作品です。PS2版ではディスクメディアの特性を活かして、キャラクターボイスや全画面を利用した演出が初めて実装されました。これに加え、新たなシナリオや、過去作には登場しなかったユニットやキャラクターも追加されるなど、多くの新要素が盛り込まれています。

ストーリーは大きく2つのエピソードに分かれ、第一部はDC戦争からL5戦役を描く「EPISODE1」、第二部はインスペクター事件とシャドウミラー反乱に焦点を当てる「EPISODE2」となっています。さらに、後日談を含む「EPISODE2.5」もプレイ可能です。この追加エピソードは、OVA版の『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION』を元に新しいストーリーが付け加えられています。

本作は104話に及ぶ膨大なシナリオを持ち、シリーズ史上最長の話数を誇ります。ただし、EPISODE1とEPISODE2は独立した作品としてプレイできるため、どちらからでも冒険を始めることができます。また、『OG外伝』をプレイする際に、本作のセーブデータがあると初期資金が追加されるボーナスも用意されています。

発売までの道のり

2006年4月、スーパーロボット大戦15周年を祝うイベント「鋼のOG祭り」で、このゲームの制作が発表されました。2006年内にリリース予定だったものの、いくつかの事情により2007年に延期され、最終的には1月25日に発売されることが決まりました。この間、様々なメディアでの宣伝活動も行われました。

あらすじ

EPISODE1

新西暦179年、アイドネウス島に隕石が落下し、ビアン・ゾルダーク博士はそれが人工物だと判明させます。彼は、異星人の襲撃に備え、地球に軍事政権を設立するためDCを結成します。その結果、地球連邦軍はDCとその賛同者であるコロニー統合軍に立ち向かい、戦闘が始まります。

EPISODE2

L5戦役から半年後、地球連邦は地球外知的生命体の存在を認め、組織の改編と軍備増強計画を発表します。しかし、DCの残党や新たな異星人の脅威、さらには長らく謎に包まれていた組織シャドウミラーが暗躍し、再び地球は危機に直面することになります。

EPISODE2.5

直接の闘争が終息した後、イージス計画を強化する新型機が暴走し、民間人を拉致する事件が発生します。連邦軍は、ハガネとヒリュウ改を駆使し、救出ミッションに向かうこととなります。

参戦作品

本作はバンプレストオリジナルキャラクターのみで構成されており、他の作品からの参戦はありません。ただし、既存の「スーパーロボット大戦」シリーズからの要素が踏襲されています。

システム

本作には、従来のルールに加えて新機能が実装されています。特に注目すべきは、ツインバトルシステムです。このシステムでは、近接した2機のユニットが「合流」し、連携攻撃が可能となります。これにより、より戦略的なプレイが求められます。

また、特殊弾やダブルアタックなど、新しい武器や攻撃方法も追加され、プレイヤーは多彩な戦術を展開できます。これらのシステムは、シリーズの魅力をさらに引き立てています。

スタッフ

本作は、寺田貴信をプロデューサーに、様々な著名なメカニックデザイナーやキャラクターデザイナーのもとに開発されました。音楽には、JAM Projectが主題歌を担当しています。

プロモーション

発表以降、キャラホビやトークライブなどのイベントが行われ、プレイヤーたちとの交流を深める活動が続いています。これにより、シリーズファンの期待が高まりました。さらに、製品の特典やサウンドトラックなどもリリースされ、関連商品の展開が豊富です。

このように、スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONSは、その魅力的なストーリーや新規要素を盛り込んだ遊びの広がりで、多くのファンを惹きつけ続けています。

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