セイクリッドセブン

セイクリッドセブン

概要

『セイクリッドセブン』（SACRED SEVEN）は、サンライズによって制作された日本のオリジナルテレビアニメです。2011年の7月から9月にかけて全12話が放送され、その後ナイトの視点で描かれた特別編集版『セイクリッドセブン 銀月の翼』が2012年の初めに劇場公開されました。作品の略称は「セイクリ」です。

本作の制作は、ロボットアニメに特化していたサンライズの新たな試みとして位置づけられました。「王道のボーイミーツガール」や「少年の成長」を中心に、主人公とヒロインの絆、様々なストーリー展開や戦闘アクションを通じて感じる「気持ちよさ」を重視して制作されました。特に第8話では、神奈川県鎌倉市の実在の名所が登場し、地域貢献の観点から多くの協力を受けることとなりました。このエピソード放送後、ファンによる聖地巡礼が広まり、地元商店街は賑わいを見せました。

ストーリー

物語は、17年前に地球に飛来した特殊な力を持つ7つの石「セイクリッドセブン」がキーとなります。これらの石は触れた者を「セイクリッドテイカー」に変える力を持っており、悪用される「悪石」と呼ばれる存在と、それを制御できる「善石」に分かれます。

主人公の丹童子アルマは、過去の出来事によるトラウマから人との接触を避けていましたが、藍羽ルリという少女との出会いを通じて、自身の力と向き合うことを決意します。ルリは、アルマを戦士に変える力を持ち、彼と共に「悪石」から人々を守るために戦うことを決めます。物語は彼らの戦いと心の成長を描いています。

登場人物

• - 丹童子 アルマ：自らの力に恐れを抱きながらも、ルリとの出会いをきっかけに成長していく少年。
• - 藍羽 ルリ：財団のCEOであり、善石の力を持つヒロイン。過去に両親を悪石に奪われた悲しい経験を持つ。
• - 鏡 誠：ルリを支える執事で、学業に秀でた優秀な青年。
• - 輝島 ナイト：アルマの仲間で、同じくセイクリッドセブンの力を持つ。ただし、彼の過去には悲劇が秘められています。

音楽

オープニングテーマは「stone cold」で、エンディングテーマには「輝跡 -kiseki-」が使用されています。これらの楽曲は物語の雰囲気をより一層引き立てており、アニメへの愛着を深める要素となっています。

放送と反響

『セイクリッドセブン』はその放送において、視聴者から熱い支持を受けました。特に第8話は、鎌倉の美しい景観が描かれ多くのファンが聖地を訪れ、地域経済にも寄与しました。この作品は、ただのアニメに留まらず、観光や地域活性化にも貢献した点が評価されています。全体を通じ、友情や愛、成長といったテーマが深く描かれており、多くの視聴者に感動をもたらしました。

結論

『セイクリッドセブン』は、多彩なキャラクターと魅力的なストーリー展開、そして深いテーマ性を兼ね備えた作品です。その独自の世界観とキャラクターたちの成長を通じて、視聴者は様々な「気持ちよさ」を感じることができます。この作品は、サンライズの新たな挑戦とともに、多くのファンに愛され続ける存在となっています。

もう一度検索