セッテ・リオス駅

セッテ・リオス駅の概要

セッテ・リオス駅（ポルトガル語: Estação Ferroviária de Sete Rios）は、ポルトガルの首都リスボンにある鉄道駅です。サン・ドミンゴス・デ・ベンフィカ地区に位置し、この駅は多くの重要な鉄道路線の交差点となっています。1888年に開業以来、リスボンの交通の要所として利用され続けており、長い歴史を持つ駅です。

乗り入れ路線

セッテ・リオス駅は、シントゥラ線とシントラ線の分岐駅として機能し、さまざまな鉄道路線が発着します。2015年夏のダイヤでは、平日昼間の運行状況は以下の通りです。

• - インターシティ: オリエンテ駅とエヴォラ間を結ぶ列車が1日に5本運行されています。
• - アザンブジャ線: アザンブジャとアルカンタラ＝テラを結ぶ列車が1時間に2本発着しています。
• - シントラ線: オリエンテ駅とシントラを繋ぐ路線では、1時間に3本から5本の列車が運行されており、通勤時間帯にはアルバーカとシントラ間で1時間に2本の列車もあります。
• - フェルタグス: この運行会社はGrupo Barraqueiroによって運営されており、ポルトガル鉄道とは別ですが、駅の施設をポルトガルのインフラストラクチャー社から借用しています。ローマ・アレエイロとセトゥーバル間の列車が1時間に1本、ローマ・アレエイロとコイナ間の列車は1時間に2本運行されています。

駅の構造

セッテ・リオス駅は高架駅であり、3面4線の構造を持ちます。1番と4番のりばは相対式ホーム、2番と3番のりばには島式ホームが設置されています。多くの乗客が通行する駅として、待機スペースや案内設備も充実しています。

駅周辺

駅周辺には様々な施設が点在しており、便利なアクセスが提供されています。具体的には、セッテ・リオス長距離バスターミナルが近接しているほか、リスボンメトロの青線が発着するジャルディン・ズロジコ駅、リスボン日本語補習授業校、リスボン動物園といった教育・レジャー施設があります。また、モンサント森林公園や5つ星ホテルであるコリンシア・リスボンも近く、観光客にも便利な環境です。

移動アクセス

最寄りの隣接駅としては、インテルシダーデやアグアルヴァ＝カセーン駅、エントレカンポス駅などがあります。セッテ・リオス駅は、利用者にとって利便性が高く、リスボン市内の他の地域や近郊へのアクセスが容易です。

鉄道の歴史

セッテ・リオス駅は1888年5月20日にシントゥラ線のベンフィカ−サンタ・アポローニャ路線の開通と同時に開業しました。その後、1999年7月にはフェルタグスの運行が始まり、停車駅として利用されています。これにより、駅はより多くの路線をサポートし、地域の交通の中心地としての役割を果たしています。

まとめ

セッテ・リオス駅は、リスボンの交通網の中でも重要な役割を果たしており、長い歴史と多様な路線が特徴です。また、駅周辺の施設も充実しており、地元住民や観光客にとっても利用しやすい場所となっています。

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