セパレイトブルー

セパレイトブルー

『セパレイトブルー』は、2003年1月31日にフロントウイングからリリースされた18禁の恋愛アドベンチャーゲームです。このゲームはロードレースをテーマにした青春ラブストーリーであり、登場人物の名前には自転車に関連する要素が多数取り入れられています。

ゲームの特徴

本作の特徴の一つは、自転車部の活動を中心に展開される物語です。特に、主要キャラクターたちの名前には「ブリヂストン」や「ツール・ド・フランス」といった自転車競技の要素が多く反映されています。また、マスコットキャラクターとして「アイ」と「ショウコ」が起用され、販売促進のためのWEBラジオを同時に進行させるというユニークなプロモーション手法が採用されました。このラジオは「サヴァイブドットジェイピー」、「この坂を越えて」、「セパレブナビゲーション」という3つのプログラムが組まれ、ファンとの交流を促進しました。

ゲームの販売後、開発スタッフの多くはフロントウイングを離れ、その後は続編の制作はされていません。プロデューサーのMOKA氏は新たにXEROを立ち上げましたが、フロントウイングは「ゆきうた」を発表し、最終的には本家フロントウイングブランドに戻ることになりました。

あらすじ

物語の舞台は、三鳩谷市にある三鳩谷学園です。都会の進学校から転校してきた主人公、三菱十字（みつびしじゅうじ）は、田舎の雰囲気に慣れることができずにいます。彼の転校後、黒部湖の周辺で開催されるヴェルタ・ア・コイカルという自転車ロードレース大会への参加が決まりますが、自転車部はメンバー不足のため出場できない状況です。そんな中、十字は自転車部に勧誘され、仲間たちと共に困難に立ち向かうことになります。

登場人物

メインキャラクター

• - 三菱十字（みつびし じゅうじ）: 主人公で、転校生。自転車いじりが得意な努力家です。勉強も得意で、仲間たちを支える存在。
• - 石橋つばめ（いしばし つばめ）: 自転車部の部長で、十字のクラスメイト。明るく情熱的で、夢を持つ頑張り屋。
• - 丸石音菜（まるいし おとな）: 自転車部の新入生で聡明ですが、少しズレたところもある女の子。
• - 角田氷和子（つのだ ひわこ）: 主人公のクラスメイトで、控えめな性格。日傘を持たなければならない敏感肌。
• - 鶴戸美粋（つるど みすい）: 主人公の従姉で、優しい日本史教師。おっとりした性格が魅力。
• - 修善寺千早（しゅぜんじ ちはや）: 喫茶店アミカチップスで働くウエイトレスで、不良に近いレッテルを貼られがちな女の子。

サブキャラクター

• - 鶴戸ふらん（つるど ふらん）: 主人公の従妹で、毎朝彼を起こしに来るトラブルメーカー。
• - 島野悟（しまの さとる）: 明るく調子の良いクラスメイト。
• - 宮田次郎（みやた じろう）: 自転車部の部員で、トラック競技に興味を持つ少年。

スタッフ

本作は、プロデューサーのMOKA氏を筆頭に、ディレクターのスパイマジシャン氏、シナリオはたけうちこうた氏、横弥真彦氏、桑原文彦氏が担当。また、原画は八宝備仁氏、音楽はfeelによるものです。

音楽

主題歌やBGMが収録された『セパレイトブルー オリジナルサウンドトラック』もリリースされており、イメージソングも充実しています。特に、キャラクターに寄り添った楽曲が多く、物語の雰囲気を一層引き立てていると言えるでしょう。

このように、『セパレイトブルー』は自転車と青春をテーマにしたシナリオが魅力の恋愛アドベンチャーゲームで、多くのファンに愛されています。

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