セブンズストーリー

セブンズストーリー

『セブンズストーリー』（Sevens Story）は、音楽や映像で楽しめるタクティカルRPGとして、WithEntertainmentが新たに開発したスマートフォン用ゲームアプリです。ゲームのサービスは2017年8月に開始され、2022年の年末まで続きました。基本プレイは無料で、アイテム課金が可能ではありました。略称は『セブスト』で、スマートフォン版に先立ち、2013年から2014年までブラウザゲーム版が配信されていました。

ゲームの概要

本作はタクティカルRPGとして、プレイヤーが4体のキャラクターとAIキャラクター（ラビィ）を駆使して戦う形式が特徴です。戦闘は通常のクエストのほか、特定の期間に行われるレイドバトルなども用意されています。プレイヤーは最大6体でチームを編成し、敵とのターン制バトルを楽しみます。しかし、2022年12月27日には、サービスが終了したことが公式に発表されました。

ブラウザゲーム版

前身であるブラウザゲーム版『セブンズストーリー』は、株式会社WITHによってMobageプラットフォームで配信されていました。この版は2013年10月から2014年5月までの間、運営されていました。WITHは、その後Cygamesの子会社となり、株式会社WithEntertainmentと改名されました。

戦闘のシステム

バトルは10×10マスで行われるターン制で、プレイヤーは自軍キャラクターの行動後に敵キャラクターが行動します。行動順は固定され、編成されたキャラクターは特定の順序で攻撃でき、最終的にAIキャラが動きます。また、敵との戦闘には属性やユニットタイプの相性が重要な要素となります。属性は5つ（火・水・木・光・闇）が設定され、火は木に強いなどの関係があります。また、ダメージ上限や育成要素のアップデートも計画されていました。

ユニットの特性

各ユニットには特定の属性、ユニットタイプ、移動タイプが設定されており、これらが戦闘におけるダメージや戦略に影響を与えます。ユニットタイプは盾や魔法などに分かれており、それぞれに弱点や強みが存在します。敵ユニットもノーマルや幽体などの種類があり、それによってさらに複雑な戦闘になるのです。

コラボレーションイベント

『セブンズストーリー』は、人気のアニメやゲームとコラボするイベントを数回実施しました。例として、魔法陣グルグルや七つの大罪、えいがのおそ松さん、CLANNADなどのタイトルが挙げられます。これらのイベントは、特定の期間中に開催され、独自のキャラクターやアイテムが手に入る貴重な機会として人気でした。

開発の思い

開発に携わった株式会社Withの細井代表は、ゲームを通じて人々のつながりを大切にしたいと語り、タクティクス形式のバトルシステムを採用しました。イラストなども社内のスタッフが手がけており、費用面や質を重視した結果、この方針を選んだとのことです。

『セブンズストーリー』は、その独自の世界観や戦略的なバトル要素から、多くのプレイヤーに支持されていましたが、2022年のサービス終了によって、その歴史に幕を閉じました。

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