セメント協会論文賞

セメント協会論文賞について

セメント協会論文賞は、セメントおよびコンクリートに関する学術・技術の進歩と発展を目的として、セメント協会によって設けられた表彰制度です。この賞は、当該分野における研究者の功績を称え、さらなる研究活動を奨励することを目的としています。

選考対象と方法

選考対象となるのは、過去2年間にセメント協会の発行する「セメント・コンクリート論文集」に掲載された論文です。毎年4件以内が表彰され、通常は化学、土木、建築の3分野からそれぞれ1件ずつ、計3件が選ばれることが通例となっています。

選考は、学識経験者および協会会員会社の代表者からなる論文賞選考委員会によって行われます。この委員会が論文賞候補を選定し、セメント協会に推薦した後、理事会の承認を経て受賞者が決定されます。

歴代受賞者

セメント協会論文賞は、数多くの研究者や技術者に授与されており、その研究内容は多岐にわたります。過去の受賞研究テーマの例を以下に示します。

セメントの粒度分布がモルタル硬化体の細孔径分布と強度に及ぼす影響
プレテンションPC部材の定着部応力状態に関する研究
耐凍害性指標としての長さ変化の適用性
セメント組成化合物中の微量不純物の検出に対するIon Micro Probeの応用
繰返し荷重を受ける鉄筋コンクリートはりのせん断性状
コンクリートの変形性質におよぼす骨材の影響
Aliteの結晶構造に関する研究
鉄筋コンクリートの曲げ終局挙動に及ぼす圧縮塑性変形の影響
* 硬化初期におけるコンクリートの力学的特性に関する研究

これらの研究は、セメントおよびコンクリートの品質向上、耐久性向上、新しい材料の開発など、様々な分野に貢献しています。より詳細な情報は、セメント協会の公式ウェブサイトや関連資料をご参照ください。

まとめ

セメント協会論文賞は、セメント・コンクリート工学の発展に寄与した優れた研究を表彰する重要な賞です。受賞者の業績は、学術界や産業界において高く評価されており、今後の研究開発の進展に大きく貢献することが期待されます。

注意:
より詳細な情報や最新の受賞者については、セメント協会の公式情報源をご確認ください。

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