セリア・シャシッチ

セリア・シャシッチのプロフィール



セリア・シャシッチ（Célia Šašić）は、1988年6月27日にドイツ・ボンで生まれた元女子サッカー選手である。主にフォワードとして活躍し、最終所属は1.FFCフランクフルトである。彼女は2015年のFIFA女子ワールドカップでの大会得点王（ゴールデンブーツ）として知られ、同大会をもって現役を引退した。また、2015年度のUEFA欧州女子最優秀選手賞も受賞している。

クラブ経歴



セリアは5歳の頃、兄の影響でサッカーを始めた。2004年にはSC07バート・ノイェンアールに入団し、すぐにレギュラーとして活躍。2012年にはドイツ年間最優秀選手賞の女子部門に選ばれ、その実力を証明した。2013年には1.FFCフランクフルトに移籍し、さらにキャリアを向上させた。

1.FFCフランクフルトに加入後、2014-15シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグでは得点王に輝き、チームの優勝に大いに貢献した。彼女はブンデスリーガにおいても2013-14および2014-15シーズンで得点王に選出され、その存在感を示した。

ドイツ代表での軌跡



シャシッチはサッカーキャリアの早い段階からドイツの年代別代表に選ばれた。2004年のFIFA U-19女子世界選手権では、グループリーグで3得点を挙げ、チームを優勝に導く活躍を見せた。また、フル代表としては2005年にデビューし、同年のカナダとの親善試合で初のゴールを記録。2008年の北京オリンピックでは銅メダルを獲得し、UEFA欧州女子選手権にも2度出場している。特に2009年と2013年の大会での優勝は、彼女のキャリアにおいて重要なマイルストーンとなっている。

2011年のFIFA女子ワールドカップでは、ホームで行われた大会のグループリーグで2得点を挙げ、準々決勝では日本に敗北したが、その後の2015年大会では6得点を決め、見事にゴールデンブーツを受賞。ただし、準決勝のアメリカ戦でPKを外し、チームとして敗退してしまった。

私生活と結婚



プライベートでは、2013年8月にクロアチア出身のサッカー選手マルコ・シャシッチと結婚した。これにより、彼女は結婚前の姓オコイノ・ダ・エムバビ（Okoyino da Mbabi）から現在の姓に変更した。セリア・シャシッチは、サッカー界の一流選手としてだけでなく、充実した私生活を送りながら、さまざまな栄誉を手にしてきた。

主なタイトル



ドイツ代表


  • - FIFA U-19女子世界選手権 優勝（2004年）
  • - UEFA欧州女子選手権 優勝（2009年、2013年）
  • - アルガルヴェ・カップ 優勝（2012年、2014年）

クラブ


  • - 1.FFCフランクフルト
- UEFA女子チャンピオンズリーグ 優勝（2014-15）

個人タイトル



セリア・シャシッチは、その華麗なサッカーキャリアによって多くのファンの心を掴み、後進の選手たちにも多大な影響を与える存在である。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。