セルジオ・ロモ

セルジオ・フランシスコ・ロモのプロフィール

セルジオ・フランシスコ・ロモ（Sergio Francisco Romo, 1983年3月4日生まれ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州インペリアル郡のブローリー出身の元プロ野球選手です。主にリリーフ投手として活躍し、愛称は「エル・メチョン」です。ロモは、高校時代は多様なポジションでプレーし、その後さまざまな大学で学びながら野球キャリアを築きました。兄弟には、2009年から2年間サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下でプレーしたアンドリューがいます。

プロ入りとジャイアンツ時代

ロモは2005年のMLBドラフトでサンフランシスコ・ジャイアンツに指名され、プロキャリアをスタートさせました。彼のメジャーデビューは2008年6月26日のクリーブランド・インディアンス戦でありました。ジャイアンツ時代、彼は2010年から2014年まで毎年ポストシーズンに参加し、3度のワールドシリーズ優勝に貢献しました。特に2010年には68試合に登板し、セットアッパーとしての役割を全うしながら、2.18という低防御率を記録しました。

ロモのキャリアのハイライトは2011年7月から8月にかけて31人連続アウトを達成し、その後は故障から復帰、指標全般で自己ベストの成績を残したことです。彼の投球スタイルは独特で、通常はサイドスローに近いスリークォーターからスライダーを50%投げるスタイルです。

後期のキャリア

ジャイアンツを経た後、ロモは2017年にロサンゼルス・ドジャースと短期間契約を結びましたが、成績が振るわず、タンパベイ・レイズに移籍した後に復調を見せました。レイズでは先発投手としても起用されることがあり、2018年にはMLBで初のオープナーとしてゲームに出場しました。

その年、彼は通算100セーブを記録しました。2019年にはマイアミ・マーリンズに移籍し、またしてもクローザーとしての役割を果たしました。ミネソタ・ツインズやオークランド・アスレチックスでもプレーし、最終的に2023年にはジャイアンツとマイナー契約を結び、現役生活に別れを告げました。

投球スタイル

ロモの投球スタイルは非常に特異です。彼は79mph（約127.1km/h）前後のスライダーを中心に、88〜90mph（約142〜145km/h）の速球を投げます。特にスライダーは彼の主な武器であり、球速が徐々に落ちた際にも投球割合は増加傾向にありました。こうしたスタイルが彼の成功に繋がっていたのです。

まとめ

セルジオ・ロモは、プロ野球選手としてのキャリアを通じて数々の成功を収め、ファンから愛される存在となりました。その多才な投球スタイルや数々の記録は、彼を現代野球界において特別な選手としています。今後の彼のキャリアも注目されることでしょう。

もう一度検索