セルジュ・ニャブリ
セルジュ・ニャブリ(Serge Gnabry)は
1995年7月14日に
ドイツの
シュトゥットガルトで生まれた
サッカー選手です。彼はブンデスリーガの名門
FCバイエルン・ミュンヘンに所属し、FW(フォワード)というポジションで活躍しています。ニャブリの名前は国によってさまざまな表記が存在し、「ナブリー」「グナブリー」とも呼ばれることもありますが、
ドイツ語では「グナーブリ」という発音がされています。
コクラブでのキャリア
ニャブリは
コートジボワール人の父親と
ドイツ人の母親のもとに生まれ、地元の
VfBシュトゥットガルトの下部組織で
サッカーの道を歩み始めました。
サッカー選手としての才能を開花させ、15歳の時に
アーセナルFCのトライアルに参加。その結果、2011年にアーセナルへ移籍する運びとなり、移籍金は約10万ユーロでした。プロキャリアのスタートとなる2012年、彼はトップチームデビューを果たします。
アーセナル在籍時には、2013-14シーズンにプロ初ゴールを決めるなど徐々に頭角を現しました。しかし、出場機会を求め、2015-16シーズンにはウェスト・ブロムウィッチへのローン移籍しました。その後、2016年にブンデスリーガの
ヴェルダー・ブレーメンに完全移籍し、そこでの活躍が認められて2017年にはバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まります。
バイエルンでは多くのタイトルを獲得し、特に2019-20シーズンの
UEFAチャンピオンズリーグでは印象的なパフォーマンスを見せました。彼はトッテナム戦で4ゴールを決め、またチェルシー戦でも2ゴールを挙げるなどの活躍を通じて、チームの優勝に大きく貢献しました。
代表歴
国際舞台でもニャブリの活躍は続きます。ユース世代では、U-16やU-17の
ドイツ代表としてプレー。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、
ドイツ代表として出場し、得点王に輝きました。A代表デビューは2016年11月のサンマリノ戦で、なんと
ハットトリックを達成しました。2021年のEUROでも重要な役割を果たし、代表チームとしての実績を重ねています。
彼の才能は、国際大会でも適用されており、特にワールドカップ欧州予選では5ゴールを挙げる活躍を見せました。本大会では最終節のコスタリカ戦でのゴールも記録していますが、得失点差のために決勝トーナメント進出は逃しました。
個人成績とタイトル
これまでのキャリアを通じて、リザーブリーグでの経験からバイエルンでの数々のタイトル獲得まで、ニャブリは非常に多くの成績を残してきました。バイエルン・ミュンヘンでのタイトルには、ブンデスリーガを5回、
DFBポカールを2回、
UEFAチャンピオンズリーグを1度獲得するなどがあります。また、個人としてもリオデジャネイロオリンピックで得点王に輝くなど、数多くの栄誉を手にしています。
まとめ
セルジュ・ニャブリは今後も
サッカー界での活躍が期待される選手です。彼のスピードと技術は、多くのファンを魅了し続けており、また多くの若い選手たちの目標となっています。バイエルン・ミュンヘンでの今後の活躍にも是非注目していきたいところです。